社労士と行政書士の難易度を徹底比較【合格者が解説】

兼業のイメージ社労士の試験
  • 社労士と行政書士の難易度を知りたい!
  • どっちの試験が難しいの?
  • 目指すならどっち?

 

社労士と行政書士に興味がある方。

社労士も行政書士も難しい試験です。どのぐらい難しいのか事前に知っておくことは重要です。

難易度を知ることで学習計画が立てやすくなるからです。

 

私は社労士と行政書士の両方の資格を持っています。2つ資格の難易度について経験談をお伝えします。

 

そこでこの記事では、社労士と行政書士の難易度と両試験の特徴を解説します。

この記事を読むとどちらの試験が難しいのか、取得しやすい資格はどちらかがわかります。

結論は社労士の方が難易度が高く数年単位の勉強が必要。取得しやすいのは行政書士です。

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社労士と行政書士の難易度を比較

社労士と行政書士の試験を次の3つの観点から比較します。

  1. 試験内容
  2. 勉強時間
  3. 合格率

社会保険労務士の試験内容

試験日8月の第4又は5第日曜日
試験形態学科試験(選択式・択一式)
試験時間選択式(80分) 択一式(210分)

社労士試験は年に1回毎年8月に行われます。

学科試験のみで、全問マークシートで解答文章を書くような試験ではないので、比較的解きやすい試験です。

 

  • 出題形式
  • 選択式

文章が虫食い状態のように5か所が空欄20の選択肢から選ぶ。

  • 択一式

5つの文章のなかから『正しいもの』又は『誤っているもの』を1つ選ぶ。

 

  • 出題科目
①労働基準法及び労働安全衛生法
②労働者災害補償保険法
③雇用保険法
④労務管理その他の労働に関する一般常識
➄社会保険に関する一般常識
⑥健康保険法
⑦厚生年金保険法
⑧国民年金法

上記8科目から出題されます。社会保険労務士の試験は労働・社会保険関係の法律から出題されます。

 

  • 出題数
  • 選択式…8問
  • 択一式…70問
  • 合計…78問

選択式、択一式ともに6割~7割の点数が取れれば合格します。

 

つか
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試験は記述や実技はなく、マークシート方式のみの学科試験です。当日は1日かけて行われるので長丁場です。

社労士の勉強時間【1500時間】

期間社労士の合格に必要な勉強時間は1500時間~2000時間程度です。このぐらい勉強しないと合格確実なレベルには到達しないでしょう。

 

多くのサイトでは合格に必要な勉強時間は1000時間といわれています。確かに初学者から1000時間で合格する方もいるでしょう。

しかし、経験談として1000時間では少ないと感じます。

 

1,000時間で合格できる人は正しい勉強法に沿って勉強した人でしょう。

初学者でいきなり正しい勉強法ができる人は少ないです。

 

つか
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みんな試行錯誤しながら自分に合った勉強法を見つけて合格に近づいていくのです。

 

通信教育や予備校では正しい勉強法を教えてくれます。しかし、勉強していると自我がでてきて自分のやり方で勉強してしまうのです。

 

何度も失敗しながら進んでいくので正しい勉強法にたどり着くまで時間がかかります。

現実的に考えれば1500時間は確保したいところです。

≫参考:社労士の合格に必要な勉強時間は実際どのぐらい?【経験者が解説】

社労士の合格率【過去5年】

合格率

実施年度受験者数(名)合格率
平成28年39,9724.4%
平成29年38,6856.8%
平成30年38,4276.3%
令和元年38,4286.6%
令和2年34,8456.4%

≫参考:厚生労働省のサイト

過去5年の合格率を見ると4%~6%で推移しています。毎年、約4万人受験し、2千人ほど合格者がでています。

 

つか
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100人中6人しか受からないので難関試験といえます。

≫参考:厚生労働省のサイト【社労士の合格率】

 

次は行政書士の試験内容について見ていきましょう!

行政書士の試験内容

試験日11月の第2日曜日
試験形態筆記試験(択一式・多肢選択式・記述式)
試験時間3時間

行政書士試験は年に1回毎年11月に行われます。出題形式は択一式、多肢選択式、記述式の3種類です。

解答はマークシート方式と記述式があります。

 

  • 出題形式
  • 択一式

5つの文章のなかから『正しいもの』又は『誤っているもの』を1つ選ぶ。

  • 多肢選択式

文章が虫食い状態のように4か所が空欄20の選択肢から選ぶ。

  • 記述式

問題に対して40文字程度の文章を書いて解答。

 

  • 出題科目
法令科目
①基礎法学
②憲法
③行政法
④民法
➄商法
一般知識
⑥政治・経済・社会
⑦情報通信・個人情報保護
⑧文章理解

上記8つの項目から出題されます。試験は法律の問題から一般知識まで広範囲にわたって出題されます。

 

  • 出題数
  • 法令科目…46問
  • 一般知識…14問
  • 合計…60問

6割~7割の点数が取れれば合格します。

 

つか
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記述式が厄介です。文章を書かなくてはならないので。社労士のように全問マークシートで解答とはいきません。

行政書士の勉強時間【1200時間】

時計合格に必要な勉強時間は一般的に800時間といわれています。

 

経験談として法律初学者が800時間で合格することは難しいと感じています。

その理由は行政書士試験は単なる『暗記』ではなく『理解』の試験だからです。

 

テキストや過去問を覚えただけで合格できるような試験ではありません。内容を理解していないと合格は難しいでしょう。

加えて、記述式の対策もあります。

記述式は答案用紙に答えを記入するので『正確な表記や解答方法』についても学ばなければなりません。

初学者が合格するには1200時間は必要です。

≫参考:行政書士から社労士を受験!ダブルライセンスのメリット【合格者解説】

行政書士の合格率【過去5年】

実施年度受験者数(名)合格率
平成28年41,0539.95%
平成29年40,44915.7%
平成30年39,10512.7%
令和元年39,82111.5%
令和2年41,68110.7%

≫参考:行政書士試験研究センター

過去5年の合格率を見ると9%~15%で推移しています。行政書士試験は約4万人受験して4000人程度しか合格しません。

 

しかし、過去10年間の合格率を見ると1桁代が多い印象があります。近年は合格率が上昇傾向にあるのでチャンスかもしれません。

 

つか
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100人受けて15人しか合格できません。こちらも難関試験といえるでしょう。

社労士と行政書士どっちが難しいの?

ハテナマーク社労士と行政書士の難易度について次の2点から考察します。

  • 客観的データ
  • 主観的な感想

客観的データ

勉強時間合格率
社労士1000時間6%程度
行政書士800時間10%程度

合格に必要な勉強時間、合格率を比較すると社労士の方が難しいことがわかります。

 

行政書士試験は受験資格がなく誰でも受験可能。一方、社労士試験は大卒や短大卒など受験資格の定めがあります。

 

社労士試験は受験者レベルが高いにも関わらず行政書士より合格率が低いです。

 

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データを見る限り社労士の方が難しいといえるでしょう。

主観的な感想

私は社労士と行政書士の試験を受験した経験があります。両試験を受けての感想は社労士の方が難しいと感じました。

 

行政書士は勉強法さえ間違わなければ合格できる試験です。正しい勉強法を行えば1200時間で合格できます。

努力が報われる試験といえます。

 

社労士は正しい勉強法で1500時間行ったとしても合格できるとは限りません。

合格確実レベルに達していても不合格になる可能性があります。

なかなか努力が報われない試験といえます。

 

その理由は社労士試験の特徴ともいえる選択式問題にあります。

下記の記事で詳しく解説しています。

社労士の難易度を解説!社会保険労務士は難しい?【合格者が解説】

 

つか
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客観的なデータや主観的な感覚から行政書士より社労士の方が難しい試験といえます。

≫参考:社労士の合格率が低い7つの理由と考え方

ダブル受験は可能なの?

受験票社労士と行政書士を同じ年に受験するダブル受験は可能なのか。

  • 社労士と行政書士の試験日
社労士行政書士
毎年8月毎年11月

社労士と行政書士を同じ年に受験することは可能です。社労士試験が終わって約3か月後に行政書士試験が行われます。

試験日程が重なることはないので物理的にダブル受験は可能です。

ダブル受験で合格はできる?

デメリットダブル受験で合格することは難しいでしょう。なぜなら社労士、行政書士共に試験範囲が広く覚える量が膨大だからです。

2つの資格の勉強を同時進行で進めていくのは不可能に近いでしょう。

 

  • 平均受験回数
  • 社労士の平均受験回数は3~5回
  • 行政書士の平均受験回数は1~3回

社労士は3年~5年、行政書士は1年~3年で合格している人が多いです。

両資格とも数年の勉強でやっと受かる試験なので同じ年に受験して両方合格できるほど甘くはありません。

 

つか
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確実に合格を狙うなら年度を分けて受験することをオススメします。

≫参考:社労士の勉強方法を合格者が解説!おすすめの勉強法をご紹介

ダブルライセンスの道もある?

喜ぶ女性社労士と行政書士の2つの資格を取得することをダブルライセンスといいます。

ダブルライセンスは大変ですが目指す人は多いです。

 

社労士と行政書士のダブルライセンスは相性抜群で目指す価値は十分にあります。

2つの資格を活かして独立開業もできるし、就職・転職も有利に働くでしょう。

目指す場合は相当の覚悟が必要ですが決して無理ではありません。

 

  • 最短で合格を目指すなら通信講座はオススメ!

ダブルライセンスを目指すなら効率的に学習する必要があります。両資格とも難関試験。ダブルライセンスを目指すなら最短・最速で合格を目指しましょう。

 

オススメは通信講座。費用が安く、教材の質も高いので自信を持ってオススメします。

私自身、通信講座で両資格を取得しました。

\  合格者が教える!優良講座を紹介/

おすすめの社労士通信講座【7選】

目指す順番

ダブルライセンスを目指す場合、どっちの資格から取るべきか迷うことがあります。

 

まずは行政書士から目指すことをオススメします。

行政書士は憲法や基礎法学など『法律の基礎や考え方』が学べます。法律初学者でも勉強しやすいです。

 

社労士は労働基準法や国民年金法など、いきなり法律の勉強から始まります。

行政書士で培った法律の基礎知識があれば社労士の勉強も理解しやすいです。

更に行政書士の合格者であれば社労士試験の受験資格も満たします。

≫参考:社労士と行政書士のダブルライセンスを徹底解説

社労士と行政書士を取得するならどっち?

考える人社労士と行政書士の資格を多角的な視点から見ていきます。

  • 仕事内容
  • 社労士は労働・社会保険関係の専門家
  • 行政書士は官公庁に提出する書類作成

どちらも業務内容が異なります。自分のやりたい仕事から判断してみてください。

≫参考:社労士の仕事内容は?年収・将来性も解説

 

  • 就職または独立
  • 社労士は就職・転職に有利
  • 行政書士は独立開業がメイン

就職・転職が目的なら社労士をオススメします。行政書士は独立開業型の資格なので転職・就職には不向きです。

≫参考:勤務社労士にできることは?仕事内容やメリット、おすすめの求人も紹介

 

  • 受験資格
  • 社労士は受験資格がある
  • 行政書士は受験資格がない

社労士は大卒や短大卒、一定の試験合格者など受験資格に定めがあります。

行政書士は誰でも受験が可能です。

 

  • 取得のしやすさ
  • 社労士の平均受験回数…3~5回
  • 行政書士の平均受験回数…1~3回

試験の受験回数を見ると行政書士の方が短い期間で取得できることになります。

 

  • 平均年収
  • 社労士の平均年収…670万円
  • 行政書士の平均年収…600万円

平均年収は社労士の方が高いことがわかります。

まとめ【社労士と行政書士の難易度を徹底解説】

難易度社労士、行政書士どちらも難関試験です。

  • 合格率
  • 社労士の合格率…6%程度
  • 行政書士の合格率…10%程度
  • 合格に必要な勉強時間
  • 社労士の勉強時間…1500時間
  • 行政書士の勉強時間…1200時間
  • 平均受験回数
  • 社労士…3~5回
  • 行政書士…1~3回

社労士と行政書士の難易度を比較すると社労士の方が難しいといえます。

2つの資格を受験した経験から見ても社労士の方が難易度が高いです。

≫参考:社労士に受からない…落ちた。社会保険労務士の学習で悩んでいる方

 

社労士の試験は毎年8月。行政書士の試験は毎年11月。2つの資格を同じ年に受験することは可能です。

しかし、どちらも難関試験なので片手間で受かるものではありません。

確実に合格するために年度を分けて受験することをオススメします。

 

社労士と行政書士の2つの資格を持つことをダブルライセンスといいます。

ダブルライセンスは大変ですが2つの資格があると強い武器になります。

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目指す価値は十分にあるので検討してみては。

 

社労士と行政書士は仕事内容が全く違います。自分がどんな仕事をしたいのかという点から判断してください。

 

 

社会保険労務士に関する下記の記事も参考にしてください。





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