社労士は『食えない』『仕事ない』は本当?社会保険労務士の実情を解説

悩む男性 社労士の資格
  • 社労士って食えるの?
  • 仕事はある?
  • 社労士に将来性はある?

社会保険労務士(社労士)に興味がある方。社労士って食えるの?』と気になっていませんか。

 

ネット上では『社労士は食えない』という意見があります。実際はどうなのか社労士業界の実情を把握することは重要です。

 

  • この記事を書いた人

私は2度の受験で社会保険労務士に合格できました。

社労士業界の動向は常にチェックしています。

そこでこの記事では、社労士は食えるのかについて解説します。これから社労士を目指す方は参考にしてください。

 

この記事の結論は個人の力量次第で社労士は全然『食えます』。

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社会保険労務士が『食えない』『仕事がない』4つの理由

悩んでいる人社労士が『食えない』『仕事がない』と考えられる理由は4つあります。

1つ1つ見ていきましょう。

食えない理由① 年々社労士が増えている

過去5年の社労士の登録者数の推移は下記のとおりです。

登録者数 対前年
2016 40,535 +425
2017 41,187 +652
2018 42,056 +869
2019 42,887 +831
2020 43,127 +240

上の表を見ると、毎年約500名ずつ増加しています。過去5年で3,000人以上増えました。

社労士が増えるということは、その分ライバルも増えるということです。

 

社労士の数が増えているので、今から参入しても食えないのでは?と思われている。

食えない理由② 仕事が取れない

社労士は『独立型』と『勤務型』に分かれています。

  • 独立型…社労士として独立開業
  • 勤務型…企業に雇われて働く

独立すれば、自分で仕事を取らなくてはいけません。

どんなに社労士の実務能力があっても、集客力がなければ食えない社労士になってしまいます。

 

独立型社労士は自分で営業して顧客を獲得しなければならない。マーケティング力が必要。

食えない理由③ AIに仕事を奪われる

イギリスのオックスフォード大学と野村総合研究所の共同研究によると、社労士業務の79.7%はAIによって代替される可能性があるという結果がでました。

つまり、社労士業務の約8割はAIに奪われる可能性があるということです。

 

AIに仕事を奪われるから、社労士の将来性はないという意見があります。

食えない理由④ ネットの情報

ネット上では社会保険労務士に対してネガティブな意見が結構あります。

  • 社労士なんて取っても意味ない
  • 仕事はないから生活できない
  • マイナー資格だから食えない

ネットは正しい情報だけでなく誤った情報も多々あります。誤った情報に流されないよう見極める必要があります。

ネット上の意見に左右されて『食えない』と考える人が多いです。

【まとめ】社会保険労務士が食えない4つの理由

  1. 社労士の数が増えている(ライバルが多い)
  2. 仕事を取るのが難しい
  3. AIに仕事を奪われる
  4. ネット上で『食えない』という意見がある

社労士は『食えない』『仕事がない』理由について見てきました。すべて事実ですが、それでも社労士は十分『食える』資格だと考えています。

 

次に『食えない』『仕事ない』4つの理由の反論と社労士が成功しやすい3つの理由を解説します。

『食えない』『仕事ない』4つの理由の反論

向上のイメージ

ライバルは増加しているが微増

毎年500名ずつ社労士は増えていますが、ハッキリ言って微増です。このレベルでライバルが多くて『食えない』と判断するのは早計です。

 

社労士が関わる中小企業数は約350万社。一方社労士は約4万人います。

全国社会保険労務士会によると社労士の企業関与率は約6割程度。残り4割も参入余地があります。

 

つか
つか
社労士が微増しようと、関与できる中小企業数が圧倒的に多いため、気にするレベルではありません。

マーケティング能力を向上させればOK

社労士で独立しても営業活動をしなければお客さんは来ません。社労士事務所の看板を掲げているだけでは集客できないでしょう。

 

ただ、社労士を含めた士業の世界は他業種に比べて仕事を取りやすいと感じています。なぜならネット集客の競合がそこまで強くないからです。

 

社労士を含め、士業の世界は高齢化率が高いです。30代でも若い部類に入ります。高齢の方が多いのでネット集客をしていない方が多いです。

 

つか
つか
ホームページやSNSなどのネット集客ができれば社労士でも十分食えます。

AIと共存する社労士が生き残る

今後はAIによって、社労士業務の一部が代替される可能性はあります。AIの影響は少なからず受けるでしょう。

 

ただ、AIが代替できない社労士業務も存在します。顧客の相談に乗り、解決に導くコンサルティング業務です。

AIに仕事を奪われる思考ではなく、AIをうまく活用して共存する道がいいと思います。

 

AIにできることはAIに任せて、AIにできないコンサル業務に注力することが重要です。

≫参考:社労士の需要と将来性は?AI時代に仕事はなくなるのか

ネット上情報を真に受けない

ネット上では『食えない』『仕事ない』という否定的な意見があります。

 

ただし、否定的は意見は不合格者のやっかみ、あるいは社労士のことを全く知らない素人が言っているケースが多いです。

 

実際に社労士の人が食えないと発言しているなら信ぴょう性はありますが、素性がわからない人の意見を信じる必要はないです。

 

否定的な意見を見かけたら『どの立場の人』が発言しているのか注目してみてください。

ネットの意見と社労士業界の実情は必ずしも一致しない。

社労士が成功しやすい3つの理由

喜ぶ社労士

  • 時代のニーズに合っている
  • 社労士のビジネスモデル
  • 働く場所が多い

時代のニーズに合っている

『働き方改革』が注目されている今、社労士の需要は急増しています。

  • 同一労働同一賃金の実現
  • 長時間労働の是正
  • 少子高齢化に伴う働き手不足の対応

上記以外にも様々な労働問題を企業は抱えています。企業の身近な相談役として社労士の果たすべき役割は多いにあります。

 

時流にのった事業は成功しやすいです。社労士は今の時代に求められているので、成功しやすいビジネスといえます。

安定しやすいビジネスモデル

社労士は企業と顧問契約を結ぶのが主流です。顧問契約は継続的な収益が見込めます。

 

相場は1社あたり、3万円程度と金額はそこまで大きくありませんが、毎月安定した収入を得ることは大きなメリットです。

 

営業活動を行って5社、10社、20社と顧問先を増やしていけば更に安定しやすくなります。

 

士業の世界で毎月安定した収入が見込める業界は多くありません。

例えば、社労士の隣接資格である行政書士は単発業務がメイン。1人1回サービスを提供したら終わりが基本です。

 

一方で社労士は顧問契約が基本。1人の顧客から継続的に報酬をいただけるので事務所が安定しやすいです。

働く場所が多い

独立に失敗しても勤務社労士の道があります。働く場所は以下のように多数あります。

  • 社会保険労務士事務所
  • 他士業の事務所
  • 企業の人事・総務部
  • コンサルティング会社
  • 資格予備校

社労士が活躍できる場所はたくさんあります。独立もできて、就職もできる。使い勝手のいい資格です。

≫参考:勤務社労士にできることは?仕事内容や、おすすめの求人も紹介




【まとめ】社会保険労務士(社労士)は『食えない』『仕事ない』は本当か

社労士社労士が『食えない』4つの理由について解説しました。

  1. 社労士の数が増えている(ライバルが多い)
  2. 仕事を取るのが難しい
  3. AIに仕事を奪われる
  4. ネット上で否定的な意見が多い

ただし、社労士業界の実情を考えれば十分食える資格です。

  • 社労士の数は増えているが、それ以上にマーケットが大きい
  • ネット集客に力を入れれば勝ち残れる
  • AIができない社労士業務もたくさんある
  • ネットの不定的な意見は気にしなくてOK

今の時代、社労士のニーズは高まっています。今後も社労士の需要は増加し、将来性も明るいでしょう。

社労士は『食えない』といわれていますが、結局は自分の努力次第でなんとでもなる資格。むしろ他業種より成功しやすいビジネスといえるでしょう。

社会保険労務士の通信講座に関する下記の記事も参考にしてください。