🎯 結論(先に要点)
2026年(第58回)の社労士試験の合格率は9.3%でした(受験者42,510人・合格者3,961人、前年は5.5%)。過去10年(平成29年〜令和8年)の合格率は5.3〜9.3%で、単純平均は約6.7%です(厚生労働省の公表値から当サイト計算)。合格率は毎年決まっているわけではなく、総得点と科目ごとの基準点を毎年補正した結果として上下します。

2026年は上がったそうですが、簡単になったのでしょうか?

ただ、受験者の平均点も前年より上がり、合格基準点も上がっています。合格率の数字だけで「簡単になった」とは言えません。公表データで順に見ていきます。
📋 この記事でわかること
- 2026年(第58回)の合格率・受験者数・合格者数
- 過去10年の合格率の推移(厚生労働省の公表値)
- 合格基準点と合格率の関係(第53〜58回)
- 合格者の年齢・職業の内訳
この記事の数字は、厚生労働省「第58回社会保険労務士試験の合格者発表」(令和8年10月1日)と、各回の「合格基準について」をもとにしています。
2026年(第58回)の社労士試験の合格率は9.3%
| 項目 | 第58回(2026年) | 前年(第57回) |
|---|---|---|
| 受験申込者数 | 52,842人 | 53,618人 |
| 受験者数 | 42,510人 | 43,421人 |
| 受験率 | 80.4% | 81.0% |
| 合格者数 | 3,961人 | 2,376人 |
| 合格率 | 9.3% | 5.5% |
第58回の試験は、2026年8月23日(日)に全国19都道府県の会場で行われました。
合格発表は10月1日で、合格者は前年より1,585人多い3,961人でした(当サイト計算)。
合格者数・合格率とも、過去10年で一番多い・高い数字です。
合格者のうち科目免除を受けた人は90人でした。
なお、2026年8月31日現在の社会保険労務士の登録者数は47,407人です(厚生労働省)。
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社労士の合格率の推移(過去10年)

| 年(回) | 受験申込者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和8年(第58回) | 52,842人 | 42,510人 | 3,961人 | 9.3% |
| 令和7年(第57回) | 53,618人 | 43,421人 | 2,376人 | 5.5% |
| 令和6年(第56回) | 53,707人 | 43,174人 | 2,974人 | 6.9% |
| 令和5年(第55回) | 53,292人 | 42,741人 | 2,720人 | 6.4% |
| 令和4年(第54回) | 52,251人 | 40,633人 | 2,134人 | 5.3% |
| 令和3年(第53回) | 50,433人 | 37,306人 | 2,937人 | 7.9% |
| 令和2年(第52回) | 49,250人 | 34,845人 | 2,237人 | 6.4% |
| 令和元年(第51回) | 49,570人 | 38,428人 | 2,525人 | 6.6% |
| 平成30年(第50回) | 49,582人 | 38,427人 | 2,413人 | 6.3% |
| 平成29年(第49回) | 49,902人 | 38,685人 | 2,613人 | 6.8% |
10年間の合格率は、一番低い2022年(第54回)の5.3%から、一番高い2026年(第58回)の9.3%までの幅で動いています。
10年の単純平均は約6.7%です(当サイト計算)。
受験者はこの10年で3万4千〜4万3千人台、合格者は2,134〜3,961人でした。
受験申込者のうち実際に受験した人は、毎年およそ7〜8割です(当サイト計算)。
申し込んだものの、準備が間に合わずに受験しない人も一定数いることがわかります。
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合格率は「合格基準点の補正」で毎年上下する
| 回(年) | 選択式 総得点 | 選択式 科目の引き下げ | 択一式 総得点 | 択一式 科目の引き下げ | 合格率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第58回(2026年) | 25点(平均23.5) | 雇用保険法 2点 | 47点(平均33.6) | なし | 9.3% |
| 第57回(2025年) | 22点(平均20.3) | 労災保険法・労働一般常識・社会保険一般常識 2点 | 42点(平均28.4) | 雇用保険法 3点 | 5.5% |
| 第56回(2024年) | 25点(平均22.9) | 労働一般常識 2点 | 44点(平均30.6) | なし | 6.9% |
| 第55回(2023年) | 26点(平均23.3) | なし | 45点(平均31.8) | なし | 6.4% |
| 第54回(2022年) | 27点(平均24.6) | なし | 44点(平均30.9) | なし | 5.3% |
| 第53回(2021年) | 24点(平均21.8) | 労働一般常識 1点・国民年金法 2点 | 45点(平均32.3) | なし | 7.9% |
厚生労働省は、選択式40点中28点以上・択一式70点中49点以上(いずれも満点の7割)を原則の基準点としています。
そのうえで毎年、前年度の平均点との差をもとに総得点の基準点を上げ下げして補正します。
平均点が上がった年は基準点も上がり、下がった年は基準点も下がるしくみです。
合格者の数や合格率をあらかじめ決めておく方式ではないため、合格率は年によって5%台から9%台まで動きます。
第58回は、択一式の平均点が前年より5.2点高く、基準点も42点から47点に上がりました。
科目ごとの基準点の引き下げ(いわゆる救済)は、その科目で基準点以上を取った人が5割に満たない場合などに行われます。
第54回(2022年)と第55回(2023年)は、選択式・択一式とも引き下げがありませんでした。
基準点の決まり方と救済の条件は社労士試験の合格ライン(推移と救済の条件)で詳しく説明しています。
合格率を下げている「科目ごとの基準点」
社労士試験は、選択式と択一式の総得点に加えて、科目ごとの基準点を全部満たさないと合格できません。
選択式は1科目5点中3点、択一式は1科目10点中4点が原則です。
総得点が合格点を超えていても、1科目でも基準点を下回れば不合格になります。

第58回の選択式では、雇用保険法で3点以上を取れた人が34.1%、社会保険一般常識で45.6%でした。
雇用保険法は基準点が2点に引き下げられましたが、社会保険一般常識は3点のままでした(2点以上の人が72.2%と7割を超えたため)。
合格率が1割前後にとどまる大きな理由が、この科目ごとの基準点です。
試験の難しさをもっと詳しく知りたい方は社労士試験が難しすぎる7つの理由と対策も読んでみてください。
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合格者はどんな人?(第58回の年齢・職業・男女)
| 区分 | 内訳 |
|---|---|
| 年齢 | 20歳代以下 11.3%/30歳代 31.4%/40歳代 28.2%/50歳代 21.2%/60歳代以上 7.9% |
| 最年少・最高齢 | 20歳・77歳 |
| 職業 | 会社員 61.9%/無職 11.1%/公務員 8.0%/団体職員 4.5%/自営業 3.8%/役員 3.2%/学生 0.9%/その他 6.6% |
| 男女 | 男性 58.7%/女性 41.3% |
合格者の6割以上は会社員で、30歳代と40歳代で約6割を占めます。
働きながら勉強して受ける人が中心の試験だということが、この内訳からわかります。
学習方法別(独学・通信講座・通学)の合格率は、厚生労働省の公表資料にはありません。
合格率10%弱の試験に、運営者は3回目で合格した

3回目は約8割の得点で合格しています。
運営者は約10年前、社労士試験に3回目で合格しました。
教材はフォーサイトの通信講座で、苦手だったのは選択式です。
3回目は、基礎を徹底して、難問は捨て、確実に取れる問題を落とさないことを意識しました。
🎬 動画でも話しています:社労士試験に2回落ちた話|選択式あと1点で不合格→3回目で合格するまでにやったこと
※運営者本人の体験です(動画の声は合成音声)。
合格率の数字は、受かるかどうかを決めるものではありません。
自分の点数が、総得点と全科目の基準点を超えるかどうかで決まります。
落ちたときの立て直し方は社労士試験に落ちたときの立て直し方に書いています。
2027年(第59回)を目指す人へ
2027年(第59回)の試験日は、例年4月中旬の官報公示で決まります。
日程の目安と学習を始める時期は社労士試験2027年のスケジュール、勉強時間の目安は社労士の勉強時間は何時間?で確認できます。
🎬 動画で見る:社労士試験 不合格だった人の2027年までの1年
成績通知から2027年の試験までの1年の流れを図で説明しています。これから始める人にも、1年の全体像として使えます(再生すると音声が流れます)。
当サイト運営者のYouTubeチャンネル「シカクのミカタ」の動画です(説明欄の記事リンクには広告を含みます)。
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社労士試験の過去問は、試験を行う全国社会保険労務士会連合会 試験センターが公式PDFで公開しています。
年度ごとの問題と正答は、第56〜58回の過去問PDFと正答の一覧から開けます。
社労士の合格率に関するよくある質問
Q1. 2026年の社労士試験の合格率は何%ですか?
2026年(第58回)の合格率は9.3%です。
受験者42,510人のうち3,961人が合格しました(厚生労働省、令和8年10月1日発表)。
前年(第57回)は5.5%でした。
Q2. 社労士の合格率は過去10年でどう推移していますか?
平成29年から令和8年までの10年間は5.3〜9.3%で、単純平均は約6.7%です(厚生労働省の公表値から当サイト計算)。
最低は2022年(第54回)の5.3%、最高は2026年(第58回)の9.3%です。
Q3. 社労士の合格率はなぜ低いのですか?
選択式と択一式の総得点に加えて、科目ごとの基準点(選択式は1科目5点中3点、択一式は1科目10点中4点が原則)を全部満たす必要があるためです。
2026年の選択式では、雇用保険法で3点以上を取れた人は34.1%でした。
Q4. 合格率や合格者数はあらかじめ決まっているのですか?
決まっていません。
厚生労働省は満点の7割を原則の基準点とし、前年度の平均点との差などで毎年補正しています。
合格率はその結果として年ごとに変わります。
Q5. 独学と通信講座で合格率は違いますか?
学習方法別の合格率は、厚生労働省の公表資料にはありません。
運営者はフォーサイトの通信講座で勉強し、3回目で合格しました。
Q6. 2027年の合格率はどうなりますか?
合格率は事前に決まっていないため、予想はできません。
2026年(第58回)の合格発表は10月1日でした。
📎 参考リンク(公的機関·業界団体)
- 厚生労働省
- 全国社会保険労務士会連合会
- 社会保険労務士試験オフィシャルサイト
- e-Gov法令検索(労働基準法等)
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