「テキストは読んだのに、数字を聞かれると出てこない」。
社労士の学習で、誰もが一度はぶつかる壁です。
社労士試験は、支給期間・待期日数・保険料率といった細かい数字や要件が容赦なく問われます。
しかも科目が多く、一度覚えても時間が経つと抜けていきます。
とくに選択式は1問の重みが大きく、1科目でも基準点を割ると不合格になります。
あいまいな数字を1つずつ確実につぶすことが、合格にそのまま直結するのです。
🎯 結論(要点)
数字・要件は暗記カードで毎日少しずつ、めくって繰り返すのが最も効率的です。下のカードは主要8科目の頻出数字を出題し、覚えた/まだで仕分けて弱点だけ復習できます。スキマ時間に1枚からどうぞ。


このページでわかること
✅ 社労士で問われる頻出の数字・要件
✅ 暗記が記憶に残る学習のコツ
✅ 科目別・間違えやすいポイント
✅ スキマ時間で固める無料の暗記カード
社労士は「数字・要件の暗記」が合否を分ける

社労士試験で失点しやすいのは、数字や要件があいまいなときです。
択一式・選択式ともに、正確な数字を覚えているかどうかで得点が大きく変わります。
たとえば「傷病手当金の支給期間は?」と問われて、「通算1年6か月」と即答できるか。
この積み重ねが、本番での確かな得点力になります。
逆に、数字があいまいなままだと、知識はあるのに点が取れないという状態に陥ります。
「分かる」と「正確に答えられる」は別物だと意識しておきましょう。
本番で迷う0.5秒が、選択式では命取りになることもあります。
暗記カード(一問一答)が記憶に残る理由

暗記カード(一問一答)が効率的なのには、理由があります。
1つは、表を見て答えを思い出す「思い出す訓練」になること。
もう1つは、めくる前に自分で答えを言うことで、記憶が能動的に定着するからです。
「えっと、たしか…」と頭をひねるその一瞬が、記憶を強くしてくれます。
ただ眺めるだけの暗記より、思い出してから答え合わせをする方が、はるかに記憶に残ります。
これは心理学でも「想起練習(テスト効果)」と呼ばれ、思い出す行為そのものが記憶を強くすることが分かっています。
暗記カードは、この想起練習を手軽に繰り返せる仕組みなのです。
しかも、めくるだけなので、机に向かえない移動中でも続けられます。
覚えるべき頻出数字 早見表【科目別】

まずは、特に問われやすい数字をまとめて確認しておきましょう。
| 論点 | 覚える数字 |
|---|---|
| 解雇予告 | 30日前(または30日分以上の平均賃金) |
| 休憩時間 | 6時間超で45分/8時間超で1時間以上 |
| 傷病手当金の支給期間 | 通算1年6か月 |
| 老齢基礎年金の受給資格期間 | 10年 |
| 厚生年金の保険料率 | 18.3%(労使折半) |
| 労働保険の年度更新 | 6月1日〜7月10日 |
こうした数字は、上の暗記カードで繰り返し出題されます。
早見表で全体像をつかんだら、カードで「思い出す」練習に移りましょう。
最初は答えを見てもかまいません。2周目以降、見る前に思い出せる数字を増やしていきます。
全部を一度に覚えようとせず、「今日はこの科目だけ」と区切るのも続けるコツです。
暗記を効率化する5つのコツ

やみくもに覚えるより、次の5点を意識すると定着が一気に進みます。
- 毎日少しずつ:1日5枚でも継続が記憶を作る。連続記録を切らさない。
- まずは思い出す:答えを見る前に、自分で口に出してから確認する。
- まだの分だけ繰り返す:覚えたカードは飛ばし、苦手に時間を集中する。
- 数字は「意味」とセットで:なぜその日数・割合なのかを軽くひもづけると忘れにくい。
- 声に出す・書く:目だけでなく、口や手も使うと定着が早い。
特に「まだ」のカードだけを繰り返すのが、暗記カードの最大の強みです。
紙のカードでは仕分けが面倒ですが、上のカードは覚えた分を自動で飛ばせます。
限られた時間を、苦手な数字だけに集中投下できます。
得意な数字を何度も解き直す時間ほど、もったいないものはありません。
「できる」を飛ばして「できない」に時間を使う——これが短期で伸びる人の共通点です。
科目別・間違えやすい数字のポイント

数字でつまずきやすいのは、似た数値が混ざる場面です。
混同しやすい数字の例
● 待期:傷病手当金は連続3日/雇用保険の基本手当は7日
● 負担:労災は全額事業主/健保は労使折半
● 期間:傷病手当金通算1年6か月/老齢基礎年金の受給資格10年
こうした似た数字の取り違えが、本番での失点につながります。
暗記カードで横並びに何度も触れ、違いをはっきりさせておきましょう。
「どっちがどっち?」と迷う数字こそ、得点源にも失点源にもなります。
あいまいなペアを見つけたら、その2つをセットで覚えるのがコツです。
「労災は全額事業主、健保は労使折半」のように、対比でまとめると記憶に残ります。

ケース別・スキマ時間の暗記法

暗記カードは、続けられる場面に紐づけると習慣化できます。
「歯みがきのあとに5枚」のように、毎日の行動とセットにすると忘れません。
🚇 通勤タイプ(電車・バス移動)
→ 行き帰りで10枚
「座れなくても片手でめくれる。行きで新規、帰りでまだの分を復習」。
👩🍼 育児タイプ(スキマ時間中心)
→ 夜の10分
「子の寝かしつけ後に10枚。覚えたら飛ばせるので短時間でも進む」。
🔥 直前タイプ(試験が近い)
→ まだの分を集中周回
「まだのカードだけを繰り返し、あいまいな数字をゼロに近づける」。
暗記でよくある誤解

暗記には、効率を下げる思い込みがあります。
先に正解を知っておくだけで、ムダな遠回りを避けられます。
❌ テキストを何度も読めば覚えられる
⭕ 「思い出す」練習をしないと定着しない
読むだけは受け身の学習。カードで思い出す訓練をする方が、記憶に残ります。
❌ 全部のカードを毎回最初から解く
⭕ 覚えたカードは飛ばし、まだに集中する
時間は有限です。苦手だけを繰り返すのが、暗記カードの最大の効率化ポイントです。
❌ 数字は丸暗記するしかない
⭕ 意味とセットにすると忘れにくい
「なぜその日数・割合か」を軽く理解すると、丸暗記より定着しやすくなります。
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よくある質問

社労士の数字暗記はいつから始めればいいですか?
インプットと並行して、早い段階から少しずつ始めるのが効果的です。暗記カードなら通勤などのスキマ時間に1枚から取り組めます。
暗記カードと過去問はどちらを先にやるべきですか?
知識を一つずつ確認する暗記カードで土台を作り、過去問で実戦的に使う、という二段構えが効率的です。両方を並行するのが理想です。
覚えた数字をすぐ忘れてしまいます。どうすれば?
忘れるのは自然なことです。大切なのは「思い出す」回数を増やすこと。まだのカードを繰り返し、間隔をあけて何度も触れると定着します。
特に覚えにくい数字はどこですか?
待期日数や支給期間、保険料率など、科目をまたいで似た数値が混ざる所です。暗記カードで横並びに触れて、違いを意識しましょう。
スキマ時間だけで数字は固まりますか?
維持・定着には非常に有効です。ただし本番では使いこなす力も必要なので、過去問演習と組み合わせるのが理想です。
覚えた数字を忘れないための復習サイクル

一度覚えた数字も、復習しなければ数日で大半を忘れます。
忘れる前に思い出すことで、記憶は長期に定着します。
おすすめは、間隔をあけて復習する「復習サイクル」です。
忘れないための復習タイミング
① その日のうちに1回(寝る前に見直す)
② 翌日にもう1回
③ 3日後、1週間後と間隔をあけて
暗記カードなら、まだのカードを翌日・数日後にもう一度めくるだけ。
間隔をあけた反復が、丸暗記より圧倒的に忘れにくい覚え方です。
1回で完璧に覚えようとするより、「忘れたころにまた会う」を繰り返す方がラクで確実です。
⚠️ やりがちな失敗:一夜漬けで詰め込む
直前に一気に覚えても、すぐ抜けてしまいます。
毎日少しずつ+間隔をあけた復習が、結局いちばん近道です。
暗記カードと過去問を「往復」する

暗記カードは、過去問と組み合わせると効果が何倍にもなります。
過去問を解いていて数字があいまいだった論点を、暗記カードで集中的に固める。
逆に、カードで覚えた数字が本試験でどう問われるかを過去問で確認する。
この暗記カードと過去問の往復が、知識を「使える形」に変えます。
📌 ここまでのポイント
✅ 数字は「思い出す」練習で定着する
✅ 覚えた分は飛ばし、まだに集中する
✅ 間隔をあけた復習+過去問との往復で「使える知識」に

まとめ:1日5枚の積み重ねが、数字を味方にする
社労士の数字・要件は、暗記カードで毎日少しずつ「思い出す」練習をするのが近道です。
覚えたカードは飛ばし、まだの分だけ繰り返せば、苦手な数字を効率よくつぶせます。
まずは上のカードを1枚めくってみてください。
1日5枚でも、半年で900枚分の反復になります。
その積み重ねが、本番で「迷わず数字が出てくる」状態をつくります。
今日の1枚が、半年後のあなたを助けてくれます。
難しく考えず、まずは1枚めくるところから始めてみてください。
社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。



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