「何から手をつければいいのか分からない」。
社労士の学習を始めるとき、多くの人がここでつまずきます。
範囲が広いだけに、行き当たりばったりで進めると、得意科目ばかりやって直前に慌てる…ということになりがちです。
この記事では、合格者がたどる王道の3フェーズと、試験日から逆算したスケジュールの立て方を解説します。
あわせて、働きながらの人がよく使う1週間の時間割の例も紹介します。
読み終えるころには、「いつ・何を・どれだけやればいいか」がはっきり見えているはずです。
🎯 結論(先に要点)
社労士の学習は基礎インプット期→過去問演習期→直前・総仕上げ期の3フェーズで組むのが王道です。試験日(例年8月第4日曜)から逆算し、フェーズごとに「やること」と「時間配分」を決めれば、迷わず進められます。下のツールに条件を入れれば、あなた専用の月別スケジュールが自動で作れます。


このページでわかること
✅ 社労士学習の王道「3フェーズ」の中身
✅ 試験日から逆算した月別スケジュールの作り方
✅ 働きながらの1週間の時間割の例
✅ あなた専用プランを作れる無料ツール
社労士の学習スケジュールは「3フェーズ」で組む

合格者の学習は、おおむね次の3つの時期に分かれます。
この型を知っておくだけで、「今は何の時期で、次に何をすべきか」が常に分かるようになります。
社労士学習の3フェーズ
① 基礎インプット期:テキストで全科目の全体像をつかむ(全体の約45%)
② 過去問演習期:過去問を繰り返し、得点力に変える(約40%)
③ 直前・総仕上げ期:模試と横断整理で仕上げる(約15%)
ポイントは、インプットに時間をかけすぎず、早く過去問に移ること。
「分かる」と「解ける」は別物で、合否を分けるのは後者です。
目安として、初学者なら全体のうち最初の4〜5割の期間をこのインプットにあてます。
それぞれのフェーズで何をするか、次の章から具体的に見ていきましょう。
フェーズ1:基礎インプット期(全体像をつかむ)

最初の時期は、テキストを1周して全科目の全体像をつかむことに集中します。
この段階で完璧を目指す必要はありません。
むしろ、細部にこだわって最初の科目で止まってしまうのが、よくある失敗パターンです。
「なんとなく分かった」で次に進むのがコツです。
- テキストを通読し、各科目の骨組みを理解する
- 講義(動画・音声)があれば併用して理解を早める
- 章ごとに簡単な○×で、その場で知識を確認する
ここで時間をかけすぎると、肝心の過去問演習が間に合いません。
インプットは「7割の理解で前に進む」くらいのスピード感が、結果的に合格を近づけます。
細かい数字や要件は、次の過去問演習期に繰り返し触れる中で自然と定着していきます。
「完璧に覚えてから」と気負わず、まずは1周しきることを目標にしましょう。
フェーズ2:過去問演習期(得点力をつける)

学習の中心となるのが、この過去問演習期です。
合否は、このフェーズにどれだけ時間を使えたかで大きく変わると言っても過言ではありません。
社労士は過去の論点が形を変えて繰り返し問われる試験。
過去問を最低3周、できれば5周することで、出題パターンが体に入ります。
1周目は時間がかかって当然です。2周目以降にスピードと正確さが一気に上がっていきます。
- 過去問を年度別・科目別に繰り返し解く
- 間違えた問題は解説を読み込み、「間違いノート」に集約
- 一問一答で、苦手科目をピンポイントで補強する

フェーズ3:直前・総仕上げ期(仕上げる)

試験まで残り1〜2か月の総仕上げ期は、得点を安定させる時期です。
新しいことを覚えるより、これまでの知識の穴をふさぐことを優先しましょう。
- 模試を受けて、本番の時間配分とメンタルに慣れる
- 最新の法改正・統計(白書)を確認する
- 選択式対策と、数字・要件の暗記を総点検する
特に社労士は選択式の基準点(足切り)で涙をのむ人が多い試験です。
直前期は、択一だけでなく選択式の対策も忘れずに組み込みましょう。
選択式は1問の重みが大きく、1科目でも基準点を割ると不合格になります。
過去の選択式問題や予想問題で、空欄を埋める練習を直前期に必ず取り入れてください。
⚠️ 直前期にやりがちな失敗
新しい教材に手を出して、かえって混乱する人が多い時期です。
直前期は「今まで使った教材の総復習」に絞るのが鉄則。手を広げないことが得点を守ります。
【期間別】試験までの残り月数別プラン

試験までの残り期間によって、力の入れどころは変わります。
| 残り期間 | 重点 | 1週間の目安 |
|---|---|---|
| 12か月以上 | 基礎をていねいに。先取りで貯金を作る | 週10〜12時間 |
| 6〜12か月 | インプットを早めに終え、過去問へ | 週12〜15時間 |
| 3〜6か月 | 過去問中心。範囲を絞って効率重視 | 週15〜20時間 |
| 3か月未満 | 頻出論点に集中。捨て科目の見極めも | 週20時間以上 |
残り期間が短いほど、「全部やる」から「出る所だけやる」へ切り替える必要があります。
上のツールは試験日から逆算するので、あなたの残り期間に合ったペースがすぐ分かります。
残り期間が短いと感じても、悲観する必要はありません。やることを絞れば、短期合格は十分に可能です。
働きながらの「1週間スケジュール」例

社会人がよく使う、1週間の時間割の例を紹介します。
| 平日(月〜金) | 休日(土日) | |
|---|---|---|
| 朝 | 通勤前に30分(暗記・○×) | — |
| 通勤 | 行き帰りで講義音声・一問一答 | — |
| 夜 | 帰宅後に1時間(過去問) | — |
| 日中 | — | 午前3時間+午後2時間(過去問・復習) |
この例で、平日約2時間×5+休日5時間×2=週20時間ペースになります。
もちろん、毎日きっちりこなせなくても構いません。「平均してこのくらい」を目標に、続けることを優先しましょう。
まとまった時間を待たず、スキマを積み上げるのが、働きながら合格する人の共通点です。

【ケース別】3人の学習プラン

状況のちがう3人が、どんなスケジュールで進めたかを見てみましょう。
👨💼 会社員Aさん(平日2時間+休日5時間)
→ 週20時間・1年計画
早朝と通勤を暗記、夜と休日を過去問に。フェーズを前倒しで進め、直前期に余裕を作った。
👩🍼 主婦Bさん(スキマ中心・週12時間)
→ 1.5年で無理なく合格
まとまった時間が取れないため期間を長めに設定。1日20分を複数回に分けて積み上げた。
🧑 再受験Cさん(週15時間・直前型)
→ 弱点科目に集中投下
一度学習済みのため基礎は短縮。苦手な年金科目に時間を厚く配分して得点を底上げした。
このように、正解のスケジュールは人それぞれ。
ツールで自分の条件に合うプランを作り、無理なく続けられる形に調整しましょう。
大切なのは、立てた計画を完璧にこなすことではなく、ズレたら週単位で修正し続けることです。
スケジュールづくりのよくある3つの誤解

計画を立てるときの、ありがちな思い込みを正しておきましょう。
❌ インプットを完璧にしてから過去問に進む
⭕ 早めに過去問へ移るほうが受かる
インプットに時間をかけすぎると演習不足になります。理解7割で過去問に入りましょう。
❌ 毎日同じ時間に長く勉強しないと意味がない
⭕ スキマの積み上げでも十分に力になる
1日20分×3回でも、合計すれば立派な学習時間。継続できる形が一番です。
❌ 直前期に新しい教材を足せば安心
⭕ 直前期は今までの教材の総復習に絞る
新教材は消化不良のもと。手を広げず、使い込んだ教材を完璧にするのが得点を守ります。
スケジュールが「不足」と出たら、効率化で挽回
時間をこれ以上増やせないなら、やる範囲を絞るのが近道です。クレアール講師・北村庄吾氏の『非常識合格法』(書籍)が今だけ無料。最短ルートの組み立て方を、まず確かめてみませんか?
\今だけ無料・先着100名/「非常識合格法」の本を受け取る
クレアール講師・北村庄吾氏の書籍/1分で申込完了・しつこい勧誘なし
よくある質問

社労士の学習はいつから始めればいいですか?
1年計画なら試験の約1年前(前年の夏〜秋)が目安です。働きながらで週10〜12時間ペースなら、早めに始めて基礎の貯金を作っておくと直前期が楽になります。
インプットと過去問はどのくらいの割合がいいですか?
目安はインプット約45%、過去問演習約40%、直前の総仕上げ約15%です。インプットに時間をかけすぎず、早めに過去問へ移るのが合格者の共通点です。
働きながら1日どのくらい勉強すればいいですか?
平日1〜2時間+休日にまとめて確保し、週10〜20時間を目安にします。通勤などのスキマ時間を音声学習や一問一答にあてると、無理なく積み上げられます。
直前期は何をすればいいですか?
模試で本番に慣れ、法改正・統計を確認し、選択式対策と暗記を総点検します。新しい教材には手を出さず、使い込んだ教材の総復習に絞るのが鉄則です。
計画どおりに進まないときはどうすればいいですか?
計画は崩れる前提で、週単位で見直すのがコツです。遅れたら範囲を絞る・優先順位をつけるなど、完璧主義をやめて「合格に必要な所」に集中しましょう。
計画倒れを防ぐ3つのコツ
せっかく作った計画も、続かなければ意味がありません。最後に、計画を守り抜くコツを紹介します。
📌 計画倒れを防ぐ3つのコツ
① 1日のノルマは小さく:「3時間」より「過去問20問」のように、達成できる単位で決める。
② ゼロの日を作らない:忙しい日も1問だけは触れる。連続が習慣をつくる。
③ 週1で見直す:遅れたら計画を責めず、翌週で調整する。完璧主義を手放す。
計画は「守るもの」ではなく「調整しながら使う道具」と考えると、ぐっと気が楽になります。
上のツールは何度でも作り直せるので、状況が変わったらそのつど更新してください。
まとめ:逆算してプランを作れば、迷いは消える
社労士の学習は、3フェーズで組み、試験日から逆算するのが王道です。
インプット期→過去問演習期→直前期と、やることを時期で区切れば、「今月は何をすべきか」が明確になります。
まずは上のツールで、あなたの試験日と勉強時間に合わせた月別プランを作ってみてください。
計画は一度作って終わりではなく、進み具合に応じて見直していくものです。
このページをブックマークしておけば、定期的にプランを更新しながら本番まで走りきれます。
計画が見えれば、あとは1日ずつ実行するだけです。
社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。



当サイトはリンクフリーです。管理者の許可なくリンクを貼っていただいても構いません。