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年金アドバイザー3級2026|12月6日試験・申込は10月19日必着、合格率35.2%と正解率の低い分野【銀行業務検定】

年金アドバイザー3級 2026年12月6日の試験 社労士の資格

🎯 結論(先に要点)

  • 2026年度の年金アドバイザー3級は、12月6日(日)13:30〜15:30の全国一斉公開試験がある。
  • 申込は10月19日(月)必着まで。受験料は5,500円。間に合わなければCBT方式(2027年3月31日まで)もある。
  • 合格点は60点以上。直近3回の合格率は30.67〜39.34%で、平均点は3回とも60点に届いていない。
  • 正解率が低いのは、老齢給付の繰上げ請求と遺族厚生年金(3回連続で名前が挙がった)。
受験生
年金アドバイザー3級を12月に受けたいです。申込はいつまでで、どれくらい難しいですか。
社労士試験合格者
申込は10月19日必着です。合格率は3〜4割で、平均点が合格点に届かない試験です。公式の成績資料から、落としやすい分野まで見ていきましょう。
✍️ この記事を書いた人
行政書士(2018年開業)。社会保険労務士試験にも合格しています(社労士登録はしていません)。年金アドバイザー検定は受験していません。日程と数字は、銀行業務検定協会と経済法令研究会の公表資料をもとに書いています。

この記事でわかること

✅ 2026年12月試験の日程・申込期間・受験料

✅ 出題形式と合格点、試験当日のルール

✅ 直近3回の合格率・平均点と、申込区分による差

✅ 正解率が低かった分野と、その押さえ方

✅ 過去問(正解表)の入手先と勉強の進め方

 

年金アドバイザー3級は、銀行業務検定協会が実施する「銀行業務検定試験」の1種目です。

 

金融機関の窓口や渉外の担当者が、お客様の年金相談に応じる力を測る検定として作られています。

 

2026年度から、全国一斉公開試験は7月と12月の年2回になりました。

 

この記事では、12月試験の日程と、公式の成績資料から読み取れる難しさを整理します。

 

試験日と申込|12月6日(日)・申込は10月19日(月)必着

2026年度の全国一斉公開試験は、7月5日(日)と12月6日(日)の2回です。

 

年金アドバイザー3級は両方の日程で実施され、12月は午後の13時30分から15時30分までです。

 

12月試験の受付期間は、10月5日(月)から10月19日(月)まで(必着)です。

 

年金アドバイザー3級の2026年12月試験の日程。申込10月5日から10月19日必着、試験12月6日13時30分から、CBT方式は2027年3月31日まで
表1 2026年度の年金アドバイザー3級の日程
方式 試験日 申込期間 受験料
全国一斉公開試験(7月) 2026年7月5日(日)10:00〜12:00 5月7日〜5月18日(終了) 5,500円
全国一斉公開試験(12月) 2026年12月6日(日)13:30〜15:30 10月5日〜10月19日(必着) 5,500円
CBT方式 2026年4月27日〜2027年3月31日の中から選ぶ 2026年4月24日〜2027年3月28日 5,500円+事務手数料330円

出典:銀行業務検定協会「2026年度 全国一斉公開試験・CBT方式試験 実施日程」。受付終了後の申込・取消や受験料の返金はできません。

2025年度までは、3級の公開試験は3月と10月に行われていました。

 

ネットで「10月試験」と書かれた情報を見たら、古い年度のものです。

 

出題形式と合格点|50問・120分・60点以上

問題はすべて五答択一のマークシート式で、50問を120分で解きます。

 

前半が基本知識の30問、後半が事例付きの10事例20問です。

 

1問2点の100点満点で、60点以上が合格です(最終的には試験委員会が決めます)。

 

表2 年金アドバイザー3級の出題形式
項目 内容
出題形式 五答択一マークシート式(一部事例付き)50問・各2点
構成 基本知識 30問/技能・応用(事例付き)10事例20問
出題範囲 社会保険制度の仕組み、年金制度の仕組み、年金給付の種類と支給要件、企業年金・個人年金、年金請求と受給者の手続など
試験時間 120分(開始後60分間と終了前10分間は退席できない)
合格点 100点満点中60点以上
持ち物 受験票、HB程度の鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム、電卓1台(金融計算・関数・メモ機能付きは不可)

出典:経済法令研究会「試験種目一覧」年金アドバイザー3級。

電卓は使えますが、関数電卓や金融電卓、メモ機能付きの電卓は持ち込めません。

 

2級・4級との違い|3級は「窓口で相談に応じる」レベル

年金アドバイザーには、2級・3級・4級の3つの級があります。

 

12月6日の公開試験では3つの級すべてが実施され、申込期間も同じ10月5日から19日までです。

 

表3 年金アドバイザーの級ごとの違い(2026年12月試験)
級 対象として想定する人 出題形式 試験時間 受験料
2級 年金の専担者、研修講師・指導者のレベル 記述式10題(各10点) 180分(13:30〜16:30) 8,250円
3級 窓口・渉外担当者が年金相談に応じるレベル 五答択一50問(各2点) 120分(13:30〜15:30) 5,500円
4級 年金の初学者 三答択一50問(各2点) 90分(10:00〜11:30) 4,950円

出典:経済法令研究会「試験種目一覧」、銀行業務検定協会「2026年度 全国一斉公開試験・CBT方式試験 実施日程」。合格点はいずれも100点満点中60点以上。

4級は選択肢が3つで、出題の半分以上が「年金の基礎」です。

 

3級は選択肢が5つに増え、後半の20問が事例問題になります。

 

2級はすべて記述式で、3級までとは準備の仕方がまったく違います。

 

社労士試験で年金科目を学んだ人や、年金の基本を一度勉強したことがある人は、4級を飛ばして3級から受けて問題ありません。

 

申込の方法|公開試験とCBTで窓口が違う

12月の全国一斉公開試験は、実施・運営をしている経済法令研究会のサイトから申し込みます。

 

個人で受ける人は「個人申込」のページを使います。申込後に団体申込へ変えることはできません。

 

勤め先でまとめて申し込む場合は、所属先の担当部署に方法を確認します。

 

CBT方式は、株式会社CBTソリューションズのサイトから申し込みます。

 

2026年度は2027年3月28日まで申し込めて、テストセンターと日時を自分で選べます。

 

10月19日の締切に間に合わなかった人や、12月6日に都合がつかない人は、CBTで受ける方法があります。

 

合格率は3〜4割|平均点は3回とも合格点に届いていない

銀行業務検定協会は、試験のたびに「事務局報」で種目別の成績結果を公表しています。

 

直近3回の年金アドバイザー3級は、次のとおりです。

 

年金アドバイザー3級の合格率と平均点。第160回39.34%・51.41点、第162回30.67%・47.78点、第163回35.20%・49.70点
表4 年金アドバイザー3級の成績結果(直近3回)
回(実施日) 受験者数 合格者数 合格率 平均点
第160回(2025年3月2日) 1,998人 786人 39.34% 51.41点
第162回(2025年10月26日) 1,888人 579人 30.67% 47.78点
第163回(2026年3月1日) 1,639人 577人 35.20% 49.70点

出典:銀行業務検定協会 事務局報 No.349・No.352・No.354「銀行業務検定試験成績結果」(年金アドバイザー3級・業態別一覧表)。

平均点は47〜51点で、3回とも合格点の60点を下回っています。

 

「なんとなく知っている」では届かず、平均より10点以上多く取る準備が要る試験です。

 

申込区分で合格率に大きな差がある

成績結果は、受験者の勤め先の業態ごとに分けて公表されています。

 

目立つのは、職場単位ではなく個人などで申し込んだ「他団体・個人」の合格率の高さです。

 

表5 業態別の合格率(抜粋)
区分 第160回 第162回 第163回
信用金庫 30.13% 17.39% 25.24%
信用組合 29.29% 7.50% 22.00%
信連・農協 24.36% 11.88% 22.00%
他団体・個人 63.28% 50.77% 58.18%
全体 39.34% 30.67% 35.20%

出典:同上。「他団体・個人」の受験者の平均年齢は46.1〜47.1歳。

職場から受験を指示された人と、自分で申し込んだ人とでは、準備の量が違うと考えられます。

 

自分で申し込むなら、全体の合格率よりも高い水準をねらえる試験だといえます。

 

正解率が低かった分野|繰上げ請求と遺族厚生年金は3回連続

事務局報には、種目ごとに「正解率の低かった問題」が載っています。

 

問題文は公開されていませんが、論点の名前から、受験者がどこで落としているかがわかります。

 

表6 年金アドバイザー3級「正解率の低かった問題」
回 挙げられた論点
第160回 年金生活者支援給付金/離婚時の年金分割/高年齢雇用継続給付と在職老齢年金の併給調整/遺族厚生年金/年金請求手続
第162回 老齢厚生年金の加給年金額/個人型確定拠出年金/老齢給付/老齢給付の繰上げ請求/遺族厚生年金
第163回 個人型確定拠出年金/老齢基礎年金の受給資格期間/老齢給付/老齢給付の繰上げ請求/遺族厚生年金

出典:銀行業務検定協会 事務局報 No.349・No.352・No.354。

遺族厚生年金は3回とも、繰上げ請求と個人型確定拠出年金(iDeCo)は2回続けて挙がっています。

 

ここからは、繰り返し出ている論点の基本を、日本年金機構の説明にそって確認します。

 

老齢給付の繰上げ請求|1か月0.4%の減額・取り消せない

老齢年金は、原則の65歳より早く、60歳から受け取り始めることができます。

 

これを繰上げ受給といいます。

 

昭和37年4月2日以後に生まれた人は、繰り上げた月数1か月につき0.4%減額されます(昭和37年4月1日以前生まれは0.5%)。

 

60歳0か月で請求すると、60か月×0.4%で24%の減額です。

 

老齢年金の繰上げと繰下げ。60歳で24%減、65歳は増減なし、70歳で42%増、75歳で84%増

相談の場面で大事なのは、金額よりも「繰上げの性質」です。

 

老齢基礎年金と老齢厚生年金は、原則として同時に繰り上げます。

 

一度請求すると取り消せず、減額は生涯続きます。

 

反対に66歳以降に遅らせる繰下げは、1か月につき0.7%の増額で、75歳まで(最大84%)遅らせることができます。

 

遺族厚生年金|報酬比例部分の4分の3

遺族厚生年金の額は、亡くなった人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3です。

 

在職中の死亡など(短期要件)で加入期間が300月に満たないときは、300月あったものとして計算します。

 

夫が亡くなったときに30歳未満で子のない妻は、5年間の有期給付になります。

 

誰が受け取れるか(遺族の範囲と順位)と、額の計算の両方が問われる論点です。

 

老齢基礎年金の受給資格期間|10年

老齢基礎年金を受け取るには、保険料を納めた期間・免除された期間・合算対象期間を合わせて10年以上が必要です。

 

2017年8月に、25年から10年に短縮されました。

 

「25年」と覚えたままの人が多いことが、正解率の低さにつながっていると考えられます。

 

加給年金額|厚生年金20年以上と、生計を維持する配偶者・子

加給年金額は、厚生年金の加入期間が20年以上ある人が65歳になったとき、生計を維持している配偶者や子がいると加算されるものです。

 

対象は、65歳未満の配偶者と、18歳になった年度末までの子(障害等級1級・2級の子は20歳未満)です。

 

配偶者が65歳になると、加給年金額は打ち切られます。

 

出典:日本年金機構「年金の繰上げ受給」「年金の繰下げ受給」「遺族厚生年金(受給要件・対象者・年金額)」「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」「加給年金額と振替加算」。

iDeCoは、制度改正が続いている分野です。

 

受験する回の法令の基準日を問題解説集などで確かめ、その時点のルールで覚えます。

 

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過去問の入手先と勉強の進め方

正解表は無料、問題と解説は問題解説集で

経済法令研究会のサイトの「検定試験正解表」では、各回の正解表を無料でダウンロードできます。

 

ただし載っているのは正解の番号だけで、問題文はありません。

 

問題と解説は、同社が発行する「問題解説集」などで確認します。

 

社労士の勉強との重なり

出題範囲は、国民年金法・厚生年金保険法と大きく重なります。

 

社労士試験で年金科目を勉強した人なら、知識の多くはそのまま使えます。

 

違うのは、窓口相談の事例として出る点と、iDeCoや企業年金など金融商品寄りの論点が入る点です。

 

社労士試験の年金科目の復習として受ける場合も、事例問題の形には慣れておく必要があります。

 

12月6日までの進め方

10月19日に申し込んでから試験まで、約7週間あります。

 

最初の3週間で、年金制度の全体像と老齢・障害・遺族の給付を一通り学びます。

 

次の3週間で、問題解説集の過去問を2回以上解き、表6の論点を重点的に復習します。

 

最後の1週間は、時間を計って50問を120分で解く練習をします。

 

独学で範囲を回しきる自信がなければ、短期講座を使う方法もあります。

 

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よくある質問

Q. 年金アドバイザー3級の2026年12月試験の申込期限はいつですか?

A. 全国一斉公開試験は、2026年10月5日(月)から10月19日(月)までの受付です(必着)。試験日は12月6日(日)で、3級は13時30分から15時30分までです。

Q. 年金アドバイザー3級の合格点と合格率は?

A. 合格点は100点満点中60点以上です。合格率は、第160回(2025年3月)39.34%、第162回(2025年10月)30.67%、第163回(2026年3月)35.20%でした。

Q. 公開試験に間に合わないときは、ほかに受ける方法はありますか?

A. CBT方式があります。2026年度は2027年3月31日まで、全国のテストセンターで日時を選んで受験できます。受験料5,500円のほかに、事務手数料330円がかかります。

Q. 過去問は無料で手に入りますか?

A. 問題そのものは無料公開されていません。経済法令研究会のサイトで、各回の正解表(正解番号)が公開されています。問題と解説は、同社の「問題解説集」などで確認します。

Q. 社労士の勉強に役立ちますか?

A. 国民年金法・厚生年金保険法と重なる論点が多く、年金科目の復習には使えます。ただし年金アドバイザー3級は窓口での年金相談を想定した検定で、社労士試験とは出題の形式も深さも違います。

Q. 金融機関に勤めていなくても受けられますか?

A. 受けられます。個人申込のページから申し込めます。成績結果では、申込区分「他団体・個人」の合格率が全体より高い回が続いています(第163回は58.18%)。

参考資料(公式)

※日程と数字は、2026年10月9日に上記の公式資料で確認した内容です。

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