「社労士に興味はあるけれど、そもそも自分は受験できるの?」。
社労士試験は誰でも受けられるわけではなく、受験資格が定められています。
しかも要件が学歴・実務・資格にまたがり、少し複雑です。
この記事では、3つのルートをわかりやすく整理し、あなたが受験できるかをチェッカーで判定します。
「受験資格があるか分からず、一歩を踏み出せない」という人は意外と多いものです。
まずは数十秒でできるチェックで、自分の立ち位置をはっきりさせましょう。
🎯 結論(先に要点)
社労士試験の受験資格は学歴・実務経験・資格の3ルートのいずれかを満たせばOK。大学・短大・専門学校の卒業が最も多いパターンですが、高卒でも行政書士試験の合格などで受験できます。下のチェッカーで、あなたが受けられるか30秒で確認できます。


このページでわかること
✅ 社労士の受験資格3ルート(学歴・実務・資格)
✅ あなたが受験できるかの無料チェック
✅ 高卒・中卒でも受験する方法
✅ 受験資格のよくある誤解と注意点
社労士の受験資格は「学歴・実務・資格」の3ルート

社労士試験の受験資格は、大きく3つのルートに分かれます。
学歴・実務経験・資格のいずれか1つを満たせば受験できます。
複数に当てはまる必要はありません。
受験資格の3ルート(いずれか1つでOK)
① 学歴ルート:大学・短大・高専・専門学校の卒業など
② 実務経験ルート:労働社会保険諸法令の事務に通算3年以上
③ 資格ルート:行政書士となる資格、厚労大臣が認めた国家試験の合格
それぞれのルートを、次の章から具体的に見ていきましょう。
| ルート | 主な要件 | 証明に使う書類の例 |
|---|---|---|
| 学歴 | 大学・短大・専門卒、または62単位以上 | 卒業証明書・成績証明書 など |
| 実務経験 | 労働社会保険諸法令の事務に通算3年以上 | 実務経験証明書(勤務先が証明) |
| 資格 | 行政書士となる資格、厚労大臣認定の国家試験合格 | 合格証書の写し など |
学歴ルート:大学・短大・専門卒で受験できる

最も多いのが、この学歴ルートです。
多くの社会人受験生は、この学歴ルートで受験資格を満たしています。
まずは自分の卒業区分や修得単位を思い出し、当てはまるかを確認してみましょう。
次のいずれかに当てはまれば、学歴で受験資格を満たします。
- 学校教育法による大学・短期大学・5年制の高等専門学校を卒業した
- 大学で一般教養科目36単位以上、または合計62単位以上を修得した(在学中・中退でも可)
- 修業年限2年以上かつ課程を修了した専門学校を卒業した(専門士)
ポイントは、大学は卒業していなくても、62単位以上あれば受験できること。
中退した人でも、当時の単位数によっては受験資格があります。
単位数があいまいな場合は、出身大学に成績証明書を取り寄せて確認しましょう。
「一般教養科目36単位」か「合計62単位」のどちらかを満たしていれば、学歴ルートに該当します。

実務経験ルート:通算3年以上の実務で受験できる

学歴で要件を満たさなくても、実務経験があれば受験できます。
学歴ルートに当てはまらない人にとって、現実的な選択肢になります。
次のような実務に、通算3年以上従事した場合が対象です。
- 会社などで労働社会保険諸法令に関する事務(労務・社会保険手続きなど)に従事
- 社会保険労務士・弁護士の補助の事務に従事
- 国や地方公共団体の公務員として行政事務に従事
- 労働組合の役員や、会社等の役員として労務を担当
「3年以上」は通算でカウントできます。
転職をはさんでも、合計で3年を超えればOKです。
対象になりやすいのは、給与計算・社会保険の手続き・労働保険の年度更新といった、労務や社会保険に直結する事務です。
一方で、労務とまったく関係のない一般事務は対象外になることがあります。判断に迷う場合は試験センターに確認しましょう。
資格ルート:行政書士合格などで受験できる

学歴・実務がなくても、一定の資格・試験合格があれば受験できます。
「学歴も実務もない」という人の、最後の現実的なルートがこれです。
遠回りに見えても、行政書士を取得しておくことが将来の独立や転職で生きる場面は多くあります。
- 行政書士となる資格を有する(行政書士試験の合格など)
- 厚生労働大臣が認めた国家試験に合格している(司法試験予備試験 など)
なかでも現実的なのが行政書士試験に合格して受験資格を得るルートです。
行政書士は学歴・年齢を問わず誰でも受験でき、社労士と業務的にも相性が良い資格です。
行政書士と社労士のダブルライセンスは、独立開業の際の強力な武器になります。
「受験資格のために取った行政書士が、結果的にキャリアの幅を広げた」という人も少なくありません。

高卒・中卒でも社労士は受けられる?

「高卒だから社労士は無理」と思われがちですが、それは誤解です。
高卒・中卒でも、行政書士試験に合格すれば社労士の受験資格が得られます。
また、3年以上の対象実務があれば実務経験ルートでも受験できます。
つまり、学歴がネックでも道は複数あります。
最短は行政書士ルート。法律学習の入口としても無理がなく、社労士とのダブルライセンスも狙えます。
行政書士試験は合格までおおよそ600〜1,000時間が目安とされ、社労士と並行して計画する人もいます。
⚠️ ここだけは注意
受験資格の細かい要件(単位の種類、実務の範囲など)は個別判断になることがあります。
自分が該当するか微妙な場合は、必ず試験センターに問い合わせて確認しましょう。
【ケース別】3人の受験資格パターン

具体的なケースで、受験資格があるかを見てみましょう。
👨💼 会社員Aさん(大学卒業)
→ 受験資格あり(学歴ルート)
4年制大学を卒業しているため、それだけで受験資格を満たします。最も多いパターンです。
🧑 フリーターBさん(高卒・実務なし)
→ 行政書士ルートが現実的
学歴・実務で満たせないため、行政書士試験の合格で受験資格を得るのが最短ルートです。
👩💼 事務職Cさん(高卒・社保事務6年)
→ 受験資格あり(実務経験ルート)
労働社会保険の事務に3年以上従事しているため、高卒でも受験資格を満たします。
このように、学歴がなくても実務や資格でカバーできるのが社労士の受験資格です。
自分がどのケースに近いか分からないときは、まず上のチェッカーで当たりをつけてみてください。
そのうえで、最終確認を試験センターで行えば確実です。
受験資格の有無は、社労士に挑戦するかどうかを左右する大事な前提です。
あいまいなまま悩み続けるより、早めにはっきりさせて、次の行動に移りましょう。
社労士の受験資格・よくある3つの誤解

受験資格には、思い込みによる誤解がつきものです。
❌ 高卒だと社労士は一生受けられない
⭕ 行政書士合格や実務3年で受験できる
学歴ルート以外にも道があります。高卒でも諦める必要はありません。
❌ 大学を中退したから受験資格はない
⭕ 62単位以上あれば中退でも受験できる
在学中に必要な単位を取得していれば、卒業していなくても学歴ルートに該当します。
❌ 実務経験はどんな仕事でもカウントできる
⭕ 「労働社会保険諸法令の事務」など対象が決まっている
単なる一般事務は対象外のことも。該当するか微妙なら試験センターに確認しましょう。
❌ 一度不合格になると受験資格を失う
⭕ 受験資格は一度満たせば失われない
受験資格は学歴や実務などの「事実」にもとづくため、何度不合格でも受験し続けられます。安心して再挑戦できます。
受験資格がありそうなら、次は学習のスタート
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よくある質問

社労士は高卒でも受験できますか?
学歴ルートでは受験できませんが、行政書士試験に合格すれば受験資格が得られます。また、労働社会保険諸法令の事務に通算3年以上従事した実務経験があれば、高卒でも受験できます。
大学を中退していても受験資格はありますか?
在学中に一般教養科目36単位以上、または合計62単位以上を修得していれば、中退でも学歴ルートで受験資格を満たします。当時の単位数を確認してみましょう。
実務経験は何年必要ですか?
労働社会保険諸法令に関する事務などに通算3年以上従事していることが必要です。転職をはさんでも合計でカウントできます。
受験資格があるか自分で判断できない場合は?
要件は細かく個別判断になることがあります。全国社会保険労務士会連合会 試験センターの公式情報を確認するか、直接問い合わせるのが確実です。
行政書士に合格すると本当に社労士を受けられますか?
はい。行政書士となる資格を有する者は、資格ルートで社労士試験の受験資格が認められます。学歴・実務で満たせない人の現実的な最短ルートです。
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さまざまな学歴・経歴から受験資格を満たし、合格した先輩たちの体験記です。自分に近いケースを探してみてください。
受験資格の確認と申込みの流れ

受験資格がありそうだと分かったら、次は申込みです。
大まかな流れを知っておきましょう。
- 受験資格を確認:上のチェッカーで当たりをつけ、最終的に試験センターの公式情報で確認する。
- 受験案内・申込書を入手:例年、試験センターから受験案内が公表される。
- 証明書類を準備:学歴なら卒業証明書、実務なら実務経験証明書(勤務先の証明)など、ルートに応じた書類をそろえる。
- 申込み:例年4月中旬〜5月末ごろが申込期間(年により変動)。
- 受験票を受け取り、本番へ:社労士試験は例年8月の第4日曜に実施。
特に実務経験ルートは「実務経験証明書」が必要になります。
勤務先に証明してもらう書類なので、早めに準備を進めておくと安心です。
日程や必要書類は年によって変わります。
申込みの前に、必ず最新の公式情報を確認してください。
特に証明書類は、取り寄せに時間がかかることがあります。
「申込み直前に書類が間に合わない」とならないよう、受験資格を確認したら早めに動き出すのがおすすめです。
まとめ:受験資格を確認したら、最初の一歩を
社労士の受験資格は、学歴・実務・資格の3ルートのいずれかを満たせばOKです。
高卒でも、行政書士合格や3年以上の実務で十分に道は開けます。
まずは上のチェッカーで、自分がどのルートに当てはまるかを確認してみてください。
受けられると分かれば、あとは合格に向けて動き出すだけです。
ただし最終的な受験資格は、必ず試験センターの公式情報で確認しましょう。
受験資格は、社労士に挑戦するための最初の関門にすぎません。
クリアできると分かったら、ぜひ前向きに学習の計画を立てていきましょう。
社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。



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