社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。
社労士試験は1日で選択式・択一式の両方を解く長丁場です。「時間が足りなかった」「焦って失点した」という失敗談は毎年後を絶ちません。この記事では、選択式・択一式それぞれの時間配分と解く順番の最適な戦略を解説します。
社労士試験の試験構成
| 区分 | 試験時間 | 問題数 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 選択式試験 | 80分 | 8科目×5問 = 40問 | 各1点 計40点 |
| 択一式試験 | 210分 | 70問(7科目×10問) | 各1点 計70点 |
合格するには総合点の基準点クリア+各科目の足切り回避が必要です。時間管理が特に重要なのは択一式の210分です。
選択式(80分)の時間配分と戦略
理想の時間配分
- 1問あたりの目安:約1〜2分
- 1科目5問あたりの目安:約8〜10分
- 8科目合計の目安:約65〜70分(見直し時間10〜15分を確保)
選択式の解き方のコツ
- 全文を必ず読む:文脈から正答を絞り込む問題が多い
- わからない問題は飛ばさない:5問ある中で1問でも足切りを避けるため、必ず解答する
- 1科目5問をセットで解く:科目をまたいで解くと混乱するため、1科目ずつ解き進める
- 残り15分で見直し:記入漏れ・マークミスの確認に使う
択一式(210分)の時間配分と戦略
理想の時間配分
- 1問あたりの目安:約2〜3分
- 70問合計の目安:約140〜180分(残り30〜70分を見直しに)
択一式は問題文が長いものが多く、1問に時間をかけすぎると後半の時間が足りなくなります。わからない問題はマークして飛ばし、後で戻るのが鉄則です。
択一式:解く順番の最適戦略
択一式7科目の解く順番に正解はありませんが、得点を最大化するための戦略があります。
推奨アプローチ
- 得意科目から先に解く:自信をつけてペースをつかむ
- 問題文の長い問題はマークして後回し:読み込みに時間がかかる問題は最後に
- 計算問題・法改正問題は慎重に:思い込みで誤答しやすい
- 70問をすべて解いてから見直し:残り時間で迷った問題を再確認
科目別の時間目安(参考)
| 科目 | 目安時間 | ポイント |
|---|---|---|
| 労働基準法・安全衛生法 | 25〜30分 | 条文知識と判例問題が混在 |
| 労働者災害補償保険法 | 20〜25分 | 計算問題に注意 |
| 雇用保険法 | 20〜25分 | 給付日数・要件の暗記が鍵 |
| 労働保険徴収法 | 15〜20分 | 計算問題あり・比較的短め |
| 健康保険法 | 25〜30分 | 問題文長め・標準報酬月額問題 |
| 厚生年金保険法 | 25〜30分 | 年金計算・複雑な要件問題 |
| 国民年金法・社会保険法 | 20〜25分 | 厚生年金と混同しないよう注意 |
時間切れを防ぐための3つの習慣
- 時計を定期的に確認する:「今何時だから残り○問ペース」と意識する
- 5分単位でマイルストーンを設ける:「60分で○問解き終わる」という目標を設定
- 本番前に模試で時間感覚を身につける:模擬試験を本番同様の環境で練習
模擬試験で時間配分の感覚を養うことが最も効果的です。クレアールの通信講座には模擬試験も含まれており、本番に近い環境で時間感覚を鍛えることができます。
まとめ:時間管理が合否を分ける
社労士試験で時間切れによる失点は「学力不足」ではなく「戦略不足」が原因です。選択式は1科目ずつ丁寧に、択一式はペース管理を徹底して全問回答・見直し時間を確保することを目標にしましょう。
本番前に時間感覚を身につけるためにも、模擬試験の活用と通信講座でのトレーニングが重要です。


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