社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。
社労士試験の「健康保険法(健保)」は択一式10問・選択式5問が出題される重要科目です。給付の種類と計算・保険料の仕組み・被扶養者の要件など、覚えるべき論点が多いですが、体系的に学べば得点源になります。
健康保険法の主な出題テーマ
①適用事業所・被保険者・被扶養者:強制適用・任意適用の要件・被保険者の資格取得・喪失・被扶養者の認定要件(同一生計・収入要件)など。
②保険給付の種類と計算:療養の給付・高額療養費・傷病手当金・出産手当金・出産育児一時金・埋葬料などの支給要件・支給額の計算方法。特に傷病手当金・高額療養費は毎年出題頻度が高いです。
③標準報酬月額と保険料:標準報酬月額の等級・定時決定・随時改定・保険料率(協会けんぽの都道府県別)・保険料の計算・折半原則など。
④任意継続被保険者:加入要件・保険料の計算・資格喪失事由など。試験に毎年登場する頻出論点です。
健保が難しい理由
①給付の種類が多く混乱しやすい:現物給付・現金給付・付加給付など多くの種類があり、それぞれの要件・支給額が異なります。整理しないと混乱します。
②傷病手当金の計算が複雑:「標準報酬日額の3分の2×支給日数(待期3日後から最長1年6ヶ月)」という計算方法は毎年出題されます。正確に覚える必要があります。
③厚年・国年との連動:社会保険料の計算では健保・厚年を合わせて理解する必要があります。
効果的な勉強法
①給付を「現物給付」と「現金給付」に分類して整理
健保の給付は大きく「現物給付(医療そのものを受ける)」と「現金給付(お金をもらう)」に分かれます。この分類を軸に各給付の位置づけを整理すると全体像がつかめます。
②傷病手当金と出産手当金の計算を完全マスター
この2つは計算問題として毎年出題される最重要論点です。「標準報酬日額の算出方法」「3分の2」「待期3日」「最大支給期間(1年6ヶ月)」を確実に押さえましょう。実際に計算問題を繰り返し解くことで体に染み込ませます。
③高額療養費の限度額を覚える
高額療養費は自己負担限度額が所得区分ごとに異なります(区分ア〜オ・多数回該当)。この区分と金額は試験頻出で、正確な数値の暗記が必要です。
④任意継続は要件・保険料・喪失事由をセットで覚える
任意継続被保険者は「被保険者期間2ヶ月以上」「退職後20日以内に申請」「最長2年間」「保険料は全額自己負担(上限あり)」という要件のセットを整理して覚えましょう。
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