- 社労士を合格したので転職したい!
- 実務経験なしでも転職できるの?
- 転職先はどうやって探せばいいの?
社労士で転職を考えている方。
『社労士で転職できるの?』と気になっていませんか。
社労士は転職に有利な資格。活かさないと勿体ないです。
★この記事を書いた人
知識ゼロから社労士試験に合格。
社労士業界の動向は常にチェックしています。
そこでこの記事では、社労士の転職先やオススメの探し方について解説します。
この記事を読むことで社労士業界の転職事情がつかめます。
- この記事の結論
- 社労士の働ける場所は多い
- 実務経験なしでも転職できる
社労士試験合格後の転職先
転職先として社労士が活躍できる場所は以下のとおりです。
- 社会保険労務士事務所
- 他士業の事務所
- 企業の人事・労務部
- コンサル会社
- 予備校の講師
社会保険労務士(社労士)事務所
転職先として多いのが社労士事務所。ハローワークや転職サイトでよく見かけます。
個人事務所や社労士法人で働きます。
- 仕事内容
- 労働・社会保険に関する手続き
- 就業規則の作成や給与計算
- 人事・労務に関する相談対応
他士業の事務所
税理士や弁護士事務所などの士業事務所が社労士事務所も併設している場合があります。
併設事務所として社労士業務も行っています。業務内容は社労士事務所と同じです。
企業の人事・労務部
社労士は企業の人事・労務部で働くこともできます。仕事内容は下記のとおりです。
- 採用活動
- 教育・研修制度
- 評価制度
- 労務トラブル対応
- 給与計算
- 社会保険料の手続き
人事・労務部は従業員の労働環境に関わる重要な部署。単なる事務手続きに留まらず、従業員の労働環境の改善に努めます。
コンサルティング会社
経営者は常に会社を成長させていと考えています。組織の成長に必要な『人・物・金』を改善することが会社の成長に繋がります。
『人・物・金』のうち、人に関する部分は社労士の専門。会社を成長させるために、社労士として人事労務のコンサルティングを行います。
- 労働環境の改善
- 福利厚生の向上
- 賃金や昇給の適正化
- 就業規則の作成
実務経験なしでも求人はある!
このように思う方もいるかもしれません。ネット上でもネガティブな意見が多いです。
しかし、実際は普通にあります。
以下のように全くの未経験の求人もたくさんあります。
- 学歴不問
- 経験不問
- 資格不問
『働き方改革』で社労士のニーズが増加している今、人手が足りていない事務所が多く存在します。
事実、多くの未経験者が社労士の転職に成功しています。実務経験が必須の求人もありますが、全部ではありません。
すべての求人を実務経験必須にすると今度は人が集まらなくなるので、未経験でも募集しているところは多数あります。
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無資格でも業務を行うことができる
社労士業務の王道ともいえる社会保険の手続きや給与計算は無資格者も行っています。
最終的には所長である社労士の名前で出しますが、入力作業やアシスタントは無資格でもOKです。
次に社労士の求人の探し方について解説します。
社会保険労務士の転職先の探し方
転職先の探し方として次の3つが考えられます。
- ハローワーク
- 転職先のホームページ
- 転職エージェント
ハローワーク
多くの方が利用しているハローワーク。
- ハローワークのメリット
- 国が行っているので安心
- 未経験歓迎の求人が多数
- ネットで簡単に求人を調べられる
- ホームーページが見やすい
- ハローワークのデメリット
- 転職サポートが不十分
- 求人先の事業所名が非公開のところがある
- 賃金が低い傾向にある
≫参考:ハローワーク公式ホームページ
転職先のホームページ
気になる社労士事務所や企業のホームページの採用情報を見て申し込む方法があります。
- 転職先ホームページのメリット
- リアルタイムの情報が入手できる
- ブログ等があれば内部の様子もわかる
- 転職先ホームページ
- 採用情報を掲載していない場合がある
- ホームページを見つけられない可能性がある
転職エージェント
転職エージェントとは求職者と求人者の間に立って転職をサポートするサービスです。
転職活動にはノウハウが必要。自分1人で行うのは大変です。そこでプロの力を借りましょう。
最短・最小労力で転職を目指すなら転職エージェントの活用がオススメです。
- 転職エージェントのメリット
- 無料で利用できる
- 求職者の希望に沿った求人を紹介してくれる
- 履歴書の書き方や面接に関するアドバイスをくれる
- 専門のキャリアアドバイザーに相談できる
- 転職エージェントのデメリット
- サポート期間が決まっている転職エージェントがある
- 質の低い転職エージェントもある
- 自分の希望する業界に対応していない転職エージェントもある
転職エージェントはキャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を進めていきます。
社会保険労務士として働くメリット
社労士として働くメリットは業務経験を積めることです。
資格を取って働き続ける道もありますが、社労士は独立ができる資格です。
独立すると自分の好きなように仕事ができ、収入も青天井です。収入1,000万円以上の人も大勢います。
未経験でいきなり独立する人もいますが、まずはどこかの会社で経験を積むことが大切です。
現に社労士登録者の半数以上は独立しています。
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社労士で転職を成功させるには
- 社労士+α
- コミュニケーション能力の高さ
- 志望動機は明確にあるか
社労士+α
社労士に加えて次のいずれかがあると有利です。
- 実務経験
- スキル
- 資格
社労士の業務経験があると転職活動が有利になります。即戦力を求めている会社があるからです。
会社の利益に繋がりそうなスキルがあるのも有利です。例えば、ネット関係に詳しい。あるいは英語が話せるなど。
社労士に加えてメンタルヘルスマネジメントやキャリアコンサルタントなどの資格を有していることもアピールになります。
コミュニケーション能力の高さ
社労士の仕事は書類作成といった事務仕事を思い浮かべる人が多いと思います。そのため人とあまり関わらない仕事だと思われがちです。
実は、社労士の仕事は人と関わる仕事です。単なる事務仕事に留まりません。行政とのやりとり、顧客への連絡・調整などあります。
人と関わる以上、コミュニケーション能力は最低限必要です。
ただ、求められる能力は『面白おかしく会話する能力』ではなく『じっくり話を聞いて課題を解決する能力』が必要です。
志望動機は明確にあるか
個人的には志望動機が1番重要だと考えています。
- 『なぜこの業界を選んだのか』
- 『他ではなく、当社を選んだ理由』
- 『社労士を目指した理由』
上記の質問がほぼ確実に聞かれるでしょう。
社労士を志した理由は人それぞれあると思いますが、自分の価値観をしっかり伝えることが大切です。
上記に質問に対して明確に答えることが重要です。
社労士実務の覚え方【就職・転職前】
社労士として就職・転職したいが、実務経験ゼロで働くのは不安と感じる方もいます。
ある程度の実務を覚えてから就活した方もいるでしょう。
社労士の実務の覚え方は下記のように色々あります。
- 社労士会の研修に参加
- 資格予備校が実施している実務講座を受講
- 社労士の先輩に聞く
- 書籍で勉強する
最初は書籍から入り、ある程度の知識を身につけた状態で研修に参加したり、先輩に聞いたりするケースが多いです。
お金を払って実務講座を受講することもできます。
しかし、費用が高額であったり、内容が薄っぺらい講座が多いので個人的にはオススメしません。
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【まとめ】社労士合格後の就職・転職について
社労士の転職事情について解説してきました。
社労士の転職先候補は次のとおりです。
- 社会保険労務士事務所
- 他士業の事務所
- 企業の人事・労務部
- コンサル会社
- 予備校の講師
社労士としての実務経験がなくても転職はできます。
もちろん実務経験必須の会社もありますが、同じぐらい未経験歓迎の会社も存在します。
- 転職先の探し方
- ハローワーク
- 転職先のホームページ
- 転職エージェント
転職エージェントの活用はオススメです。1人で転職活動するより、プロの指導を受けながら活動するほうが成功率が高まります。
転職を成功させる秘訣は次の3点です。
- 社労士+α
- コミュニケーション能力の高さ
- 志望動機は明確にあるか
上記のなかで『志望動機』が一番重要。自分なりの考えを明確に伝えることが大切です。
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