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社労士の外国人雇用支援業務|在留資格・就労ビザ・労務管理の相談内容を解説

✍️ この記事を書いた人
社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。

外国人雇用に社労士が必要な理由

日本における外国人労働者数は年々増加し、2023年には過去最高の200万人を突破しました。少子高齢化による労働力不足を背景に、外国人を採用する企業は中小企業を含めて急増しています。

しかし外国人雇用には、在留資格の確認・労働関係法令の適用・届出義務・社会保険の手続きなど、日本人採用にはない複雑な要素が数多くあります。社労士はこれらの専門知識を持つ人事労務の専門家として、外国人雇用をトータルサポートできます。本記事では社労士が外国人雇用業務でどのような役割を担うかを徹底解説します。

📌 この記事でわかること
✅ 外国人雇用における社労士の役割
✅ 在留資格と就労可否の確認方法
✅ 雇用保険・社会保険の外国人への適用
✅ 外国人雇用状況の届出義務
✅ 特定技能・技能実習の最新動向

外国人を雇用する前の確認事項

① 在留資格と就労の可否

外国人が日本で働くためには、就労が認められた在留資格が必要です。社労士は採用前に在留カードを確認し、就労可能かどうかをチェックします。

在留資格の種類 就労の可否 主な対象者
技術・人文知識・国際業務 可(業種・職種制限あり) エンジニア・通訳・企画職等
特定技能(1号・2号) 可(特定産業分野のみ) 建設・外食・介護等14分野
技能実習 可(実習計画の範囲内) 技能実習生
永住者・定住者・日本人の配偶者等 制限なし 在日外国人、日系人等
留学 資格外活動許可が必要(週28時間以内) 留学生のアルバイト
短期滞在 就労不可 観光・商用渡航者

社労士が確認するポイント:

  • 在留カードの在留資格・在留期限の確認
  • 「就労制限の有無」欄の確認
  • 資格外活動許可の有無(留学生等)
  • 在留期限が近い場合の更新スケジュール確認

外国人雇用の届出義務

① 外国人雇用状況の届出(義務)

外国人を雇用または離職させた場合、事業主はハローワークへの届出が義務です。怠った場合は30万円以下の罰金が課せられます。

届出のタイミング 届出方法 期限
雇入れ時 雇用保険被保険者資格取得届に記載(被保険者の場合) 翌月10日まで
離職時 雇用保険被保険者資格喪失届に記載(被保険者の場合) 翌々日から10日以内

雇用保険の被保険者でない外国人(週20時間未満等)については、「外国人雇用状況届出書」を別途ハローワークに提出する必要があります。

外国人への社会保険・労働保険の適用

外国人労働者にも、日本人と同様に労働関係法令・社会保険が適用されます。ただし、在留資格や雇用形態によって細かい違いがあるため、社労士によるチェックが重要です。

保険の種類 外国人への適用 注意点
労災保険 全員適用(在留資格・就労資格を問わず) 不法就労者にも適用
雇用保険 日本人と同要件(週20時間以上・31日以上) 特例あり(外交・公用等は除外)
健康保険・厚生年金 適用事業所での常用雇用は原則加入 社会保障協定締結国との調整あり

社会保障協定:日本は30以上の国と社会保障協定を締結しており、二重加入を防ぐための仕組みがあります。協定国から来た外国人労働者の保険適用には注意が必要です。

特定技能・技能実習制度と社労士

特定技能制度(令和5年〜大幅拡充)

2019年に創設された特定技能制度は、人手不足が深刻な産業分野で外国人労働者を受け入れる制度です。2024年の改正で対象分野が14から16に拡大され、2号も多くの分野で解禁されました。

社労士の関与:

  • 支援計画の作成支援(特定技能1号の場合、登録支援機関と連携)
  • 就業規則・雇用契約書の整備
  • 定期的な面談記録の作成支援
  • 特定技能外国人の社会保険手続き

技能実習制度(育成就労制度への移行)

技能実習制度は2024年の法改正により「育成就労制度」に移行中です。転籍の要件が緩和されるなど大きな制度変更があり、対応できる社労士への需要が高まっています。

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外国人雇用業務の報酬目安

業務内容 報酬目安
外国人雇用相談(スポット) 10,000〜30,000円/時間
在留資格確認・雇用手続き支援(1名) 30,000〜50,000円
就業規則の多言語対応整備 100,000〜300,000円
特定技能支援計画作成支援(年間) 月額30,000〜50,000円

まとめ

外国人雇用業務は、在留資格・社会保険・労働関係法令・助成金の知識を総動員する総合的な業務です。法改正の頻度が高く、最新情報をキャッチアップし続けることが求められます。

社労士試験で雇用保険法・労働関係法令をしっかり学ぶことが外国人雇用対応のベースになります。クレアールの社労士講座では最新法改正まで対応したカリキュラムで効率よく学習できます。

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