社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。
「社労士試験って何点取れば合格するの?」「科目ごとの基準点はどうなってる?」「救済措置って何?」という疑問はよく聞かれます。この記事では社労士試験の合格基準を、選択式・択一式それぞれわかりやすく解説します。
社労士試験の合格基準の仕組み
社労士試験は2段階の合格条件を満たす必要があります。
条件1:各科目の基準点(足切り点)をすべてクリアすること
条件2:全科目の合計点が総合合格点以上であること
どちらか一方でも満たさない場合は不合格となります。特に「科目の足切り」の存在が社労士試験を難しくしている大きな要因です。
選択式試験の合格基準
選択式試験は8科目・各5問・1問1点の合計40点満点です。
総合合格点:例年26〜28点前後(年度により変動)
科目別基準点(足切り):原則として各科目3点以上(5点満点)
1つでも科目基準点を下回ると、合計点が高くても不合格になります。選択式の科目基準点は「5点満点中3点」という厳しい条件のため、苦手な1科目でつまずくリスクがあります。
択一式試験の合格基準
択一式試験は7科目・各10問・1問1点の合計70点満点です。
総合合格点:例年43〜49点前後(年度により変動)
科目別基準点(足切り):原則として各科目4点以上(10点満点)
択一式も同様に、1科目でも基準点を下回ると不合格です。
救済措置(基準点の引き下げ)とは?
毎年の試験難易度によって、特定の科目が「難しすぎた」と判断された場合、その科目の足切り基準点が引き下げられることがあります。これが「救済措置」(正式には「基準点の引き下げ」)です。
例えば、ある年の選択式で特定科目が非常に難しく、多くの受験生が2点以下だった場合、「その科目は2点以上でOK」と基準が引き下げられることがあります。
注意点:救済措置は必ず行われるわけではなく、年度・科目によって異なります。「救済を期待した勉強法」は危険で、あくまでも基準点クリアを目標とした学習が基本です。
合格基準点は毎年どこで発表される?
試験実施後、社会保険労務士試験オフィシャルサイト(sharo-sikaku.jp)と官報で合格基準点・合格発表が行われます。例年の合格発表は11月上旬〜中旬です。
試験直後は各受験予備校が「解答速報」と「合格予想ライン」を発表するため、速報段階での自己採点・合格見込みの確認も可能です。
足切りを避けるための学習戦略
社労士試験では「苦手科目でも最低基準点を確保する」ことが絶対条件です。以下の点を意識した学習をおすすめします。
①全科目まんべんなく学習する:得意科目で稼いで苦手を放棄する戦略は通用しません。すべての科目で基準点確保を最低ラインとして設定しましょう。
②選択式対策を特に重視する:選択式は「5点中3点」という厳しい足切りがあります。語句の正確な理解・記憶が問われるため、択一式対策とは別に選択式専用の演習が必要です。
③過去の救済科目を把握しておく:救済が発動しやすい科目(社一・労一など)は歴史的に難しい出題が多い傾向があります。過去問でその傾向を把握して対策を立てましょう。
合格点クリアのために効率的な学習を
合格基準点をすべてクリアするには、全科目をバランスよく仕上げる学習計画が必要です。クレアールの「非常識合格法」は各科目の頻出論点を効率よくカバーする設計になっており、足切り対策も含めたトータルサポートが充実しています。


当サイトはリンクフリーです。管理者の許可なくリンクを貼っていただいても構いません。