社会保険労務士(社労士)・行政書士のダブルライセンス保有者。実際に両試験に合格した経験をもとに、受験生目線のリアルな情報を発信しています。
社労士の重要な業務のひとつが助成金申請代行です。中小企業が受け取れる助成金は年間数十万〜数百万円に及ぶケースもありますが、申請手続きが複雑なため社労士への依頼が多くあります。この記事では、社労士が扱う主な助成金の種類・代行報酬の相場・資格取得後のビジネスチャンスを解説します。
社労士が扱う主な助成金の種類
社労士が申請代行できる助成金は厚生労働省管轄のものが中心です。代表的なものを紹介します。
① キャリアアップ助成金
非正規雇用労働者(パート・アルバイト・契約社員等)のキャリアアップを促進するための助成金です。正社員転換コース・賃金規定等改定コースなどがあり、1人あたり数十万円〜の助成が受けられます。申請件数が最も多い助成金のひとつです。
② 人材開発支援助成金
従業員への教育訓練・職業訓練を支援する助成金です。OJT訓練・OFF-JT訓練などの費用の一部が助成されます。
③ 両立支援等助成金
育児休業・介護休業の取得促進・職場復帰支援を行う企業を支援する助成金です。育児休業等支援コース・介護離職防止支援コースなどがあります。
④ 働き方改革推進支援助成金
労働時間の短縮・適正化を進める中小企業向けの助成金です。時間外労働等改善助成金(テレワークコース・職場意識改善コース等)が含まれます。
⑤ 雇用調整助成金
景気の変動などで事業活動が縮小した際に、雇用を維持した企業に支給される助成金です。コロナ禍で特に注目を集めました。
助成金申請代行の報酬相場
社労士が助成金申請を代行する際の報酬は、主に「着手金+成功報酬」の組み合わせが一般的です。
| 報酬の種類 | 相場 |
|---|---|
| 着手金(申請書類作成費) | 3万〜10万円 |
| 成功報酬(助成金受給額に対して) | 受給額の10〜20% |
| 顧問契約込みの場合 | 顧問料に含まれるケースも多い |
例えば、キャリアアップ助成金で100万円を受給できた場合、成功報酬15%なら15万円の報酬になります。1件の助成金でまとまった収益を上げられるのが特徴です。
助成金業務は社労士の重要な収入源
助成金申請代行は社労士の業務の中でも収益性が高い分野です。特に以下の理由から、開業社労士・企業内社労士ともに需要が高い業務です。
- 申請書類が複雑:事業主自身では対応が難しいため、専門家への依頼が多い
- 法改正で常に新しい助成金が生まれる:働き方改革・育児介護関連の助成金は毎年更新される
- 成功報酬型で受けやすい:初期費用ゼロでも依頼を受けられる
- リピートしやすい:毎年申請する助成金は継続的な収入源になる
助成金業務を学ぶには社労士試験の合格が第一歩
助成金申請代行を業として行うには、社労士資格が必要です(社労士法1条の2の独占業務)。助成金の申請要件・書類作成は社労士試験で学ぶ雇用保険法・労働基準法・育児介護休業法などの知識が直接役立ちます。
まとめ:助成金業務は社労士資格の大きなメリット
社労士の助成金申請代行は、中小企業にとって非常に価値のあるサービスです。成功報酬型で収益化しやすく、キャリアアップ助成金・両立支援助成金など需要も安定しています。社労士資格を取得することで、こうした業務を合法的に行えるようになります。
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