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社労士の合格率が低い7つの理由と考え方

社労士試験の合格率が低い7つの理由 社労士の試験
社労士試験の合格率が低い理由を教えてください!

 

社会保険労務士(社労士)に興味がある方!

 

社労士試験の合格率は高くありません。合格率が低いから自分には無理と思っていませんか?

 

★この記事を書いた人

社労士試験の合格証

社労士試験の合格証

知識ゼロから社労士試験に合格。

社労士試験の勉強法について情報発信しています。

そこでこの記事では、社労士試験の合格率が低い理由を解説します。

 

この記事を読むことで合格率が低い理由と合格率に対する考え方が理解できます。

 

結論として、合格率が低い理由は7つありますが気にしなくてOKです。

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過去5年の合格率の推移【社労士試験】

実施年度 受験者数(名) 合格率
令和元年 38,428 6.6%
令和2年 34,845 6.4%
令和3年 37,306 7.9%
令和4年 40,633 5.3%
令和5年 42,741 6.4%

過去5年の合格率を見ると約6%で推移。社労士は毎年4万人ほど受験して約2,000人しか合格できない試験です。

 

100人中6人しか受からないので狭き門といえるでしょう。なぜ合格率が低いのか次項で解説します。

≫参考:厚生労働省の公式サイト

合格率が低い7つの理由

  1. 小手先の暗記では合格できない
  2. 勉強時間の確保が困難
  3. 試験範囲が広い
  4. 試験本番はスピード勝負
  5. 選択式が厄介
  6. 最新の法改正情報の対応
  7. 無勉強層は多い
  8. 合格した科目の免除がない

小手先の暗記では合格できない

理解社労士試験は暗記だけでは合格できません。暗記に加えて理解も必要です。

 

『テキストを一生懸命覚えよう!過去問を暗記するまで何回もやろう!』

 

確かに必要なことですが、これだけで合格は難しいです。

 

なぜなら社労士は『暗記』と『理解』が必要な試験だからです。

 

勉強を進めていくと『なぜこうなっているの?』と疑問がでてきます。

 

思考停止で『なぜ?』を無視してひたすら暗記に走るのではなく『なぜ?』と向き合う必要があります。

 

暗記に加えて理解も必要な試験なので苦労する受験生が多いです。

時間の確保が困難

時間の確保が困難

社労士試験を受験する大半が社会人。働きながら勉強している方が多いです。

 

仕事中は勉強できないので、仕事以外の時間で勉強しなければなりません。

 

そのため勉強時間の確保が必要です。移動中や休憩時間などスキマ時間をうまく活用したり、休日も勉強しなければなりません。

社労士試験の合格に必要な勉強時間

一般的に合格には1000時間は必要といわれています。1日3時間の勉強を1年間続ける必要があります。

 

社会人が1000時間を確保するのは困難。勉強不足で不合格になる方が多いです。

≫参考:社労士の合格に必要な勉強時間は実際どのぐらい【経験者が解説】

試験範囲が広い

社労士の試験範囲が広い社労士の受験科目は次の8科目です。

①労働基準法及び労働安全衛生法
②労働者災害補償保険法
③雇用保険法
④労務管理その他の労働に関する一般常識
➄社会保険に関する一般常識
⑥健康保険法
⑦厚生年金保険法
⑧国民年金法

1科目ごと範囲が広く、テキスト量で考えると1科目200~300ページあります。

 

1科目200ページ以上あるので、8科目だと1600ページ以上になります。

 

試験範囲が広いため膨大な勉強量が必要。

試験はスピードと体力勝負

時計

試験は時間と体力との闘いです。

 

試験本番に必要な能力は次の2点です。

  • 時間内に全問解く力
  • 集中力を持続させる力
  • 出題数と試験時間
出題数 試験時間
選択式 8問 80分
択一式 70問 210分

試験では時間内に全問解くことが重要です。ところが、試験は『とにかく時間が足りない』です。全問解く前に終わることもあります。

 

なかでも択一式は210分(3時間30分)で70問解かなければなりません。1問3分で解答する計算です。

 

1問に3分しか使えないので、長文問題がでると問題文を読むだけで過ぎてしまう可能性があります。

 

いかに速く読み、理解し、正確な解答ができるかが重要です。

 

試験は午前と午後にわけて開催されるので、集中力を持続させる必要があります。

 

長時間にわたって脳をフル回転させると脳が疲れます。脳が疲れてしまうと集中力が切れてしまうので、脳をうまくコントロールする必要があります。

 

合格には問題を解くスピードと集中力を持続させる力が必要です。

選択式が厄介

社労士試験不合格通知

社労士試験不合格通知

社労士試験で最も苦労するのが選択式問題です。

 

  • 選択式とは

文章が虫食い状態のように5か所が空欄20の選択肢から選ぶ。

 

選択式は『健康保険法』や『厚生年金保険法』など8科目から1問ずつ合計8問が出題されます。

 

1問につき空欄が5つあり、空欄1つが1点です。

 

5点満点で3点以上【基準点】を取らなければなりません。つまり、2問しか間違えられないのです。

 

基準点は年度ごと問題の難易度によって変動します。いずれにしても基準点以上の点数が必要なのです。

 

選択式が厄介なのは全8科目で基準点以上とらなければならないことです。

 

8科目中1科目でも基準点に達しなければ不合格です。1科目3点以上を全科目で取らなければなりません。

社労士試験の選択式

  • さらに厄介なこと

選択式は、

  • 勉強して解ける問題
  • 勉強しても解けない問題

が出題されます。

 

どんなに頑張っても解答できない奇問・難問が毎年出題されます。

 

奇問・難問は予備校の講師でも間違うこともあり、受験生では歯が立ちません。運に任せるしかないのです。

 

しかし選択式は全科目で基準点以上とらなければなりません。

 

選択式は1点がとても重いのに、奇問・難問のせいで1点を捨てる覚悟が必要です。

≫参考:社労士試験は理不尽!運ゲー?選択式の攻略法を合格者が解説

法改正問題への対応

法改正

社労士試験に出題される法律は毎年のように改正が行われています。

 

試験では法改正の問題が出題されるので、法改正の情報をキャッチアップしていかなければなりません。

無勉強層が多い

社労士試験に落ちた

社労士試験は毎年4万人前後が受験します。しかし、4万人全員が本気で勉強しているわけではありません。

 

ほとんど勉強しないまま受験する『無勉強層』もいます。

 

受験者層の2万人は本気組で2万人は無勉強層といわれています。

 

4万人全員が本気組なら合格率はかなり高くなるでしょう。

合格した科目の免除がない

例えば気象予報士の場合、学科と実技にわかれていて、合格すれば次回の合格科目は免除されます。

 

不合格だった科目のみ勉強すればOKです。

 

しかし、社労士には免除制度がありません。不合格の場合、合格した科目があっても免除されず再び勉強しなければならないのです。

 

次項では合格率に対する考え方を解説します!

合格率は気にしなくてOK!

社労士試験の合格率は気にしない

社労士試験の合格率は約6%と低いです。しかし、合格率を気にする必要は全くありません。

 

なぜなら受験者の半分は無勉強層だからです。無勉強層も含めた合格率なので低くて当然です。

 

合格率は単なる数値でしかないので参考程度に考えておけばOKです。

 

合格率より重要なことは次の3つです。

  1. モチベーションの維持
  2. 勉強時間の確保
  3. ひたすら勉強

試験は自分との闘い。合格する決意をもって、コツコツ努力すれば合格できます。

 

学力が向上してくると合格率なんて気にしなくなります。合格率は忘れて行動あるのみです。

合格率を上げる方法

『非常識合格法』の書籍を読む!

非常識合格法の書籍

出典:クレアール公式サイト

合格率を上げるには『正しい勉強法』を知ることが重要です。

 

正しい勉強法を知るうえで参考になる『非常識合格法』という書籍を紹介します。非常識合格法は大手予備校のクレアールが出版した書籍です。

 

非常識合格法には社労士一発合格者のノウハウが詰まっています。この本を読むことで『最短最速で合格する方法』がわかります。

 

合格するための勉強法、学習スケジュールの立て方など受験生が悩むポイントがわかりやすく解説されています。

 

間違った勉強法では合格できません。正しい勉強法を知ってから学習する方が効率的です。

 

非常識合格法は大手資格予備校クレアールに資料請求すると無料でもらえます。

 

執筆者である北村庄吾先生はクレアールの社労士講師です。『年金博士』と呼ばれ多数のテレビに出演しています。

 

本は100万部以上の売り上げがあり、資料請求【無料】した先着100名に無料でプレゼントしています。

 

Amazonだと1,500円しますが、資料請求するだけで0円で入手できます。

 

この書籍を読んで勉強法を学び、回り道をせず最短ルートで合格していただけたらと思います。

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オススメの勉強法は通信講座

社労士通信講座のクオリティ

社労士試験の学習には通信講座をオススメします。

  • 理解しやすいテキスト
  • わかりやすい講義
  • 低価格で受講できる

通信講座はコスパ最強です。

 

市販の教材は安いが教材の質は高くない。一方、予備校は教材の質は高いけど高額。

 

通信講座は安いのに良質な教材を使用できます。

 

筆者も知識ゼロから通信講座で合格できました。

 

オススメの通信講座を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

 

≫参考:オススメの社労士通信講座

まとめ【社会保険労務士の合格率が低い理由】

社労士の合格率は約6%と低いです。

 

合格率が低い理由は次の7つ。

  1. 小手先の暗記では合格できない
  2. 勉強時間の確保が困難
  3. 試験範囲が広い
  4. 試験本番はスピード勝負
  5. 選択式が厄介
  6. 最新の法改正情報の対応
  7. 無勉強層は多い
  8. 合格科目の免除がない

 

合格率から学ぶことは難しい試験だという認識だけでOKです。

 

それ以上は気にする必要はありません。また自分には無理だと悲観しないでください。

 

重要なのは『絶対合格するんだ』という気持ちと『ひたすら努力を積み重ねる』ことです。

 

コツコツ勉強して学力が向上してくると自信がつきます。自信がつくと合格率なんて忘れます。忘れてOKです。

 

結局は合格率よりも『己に勝つ』試験だということです。

 

著者プロフィール

平成30年度の社会保険労務士試験に合格。

事務指定講習も受講済み。

知識0~社会保険労務士になる方法ブログを開設し情報発信しています。

現役の行政書士として活動中。

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