「社労士試験の合格基準はどうなっているの?」「何点取れば合格できるの?」と気になる方は多いはずです。
社労士試験の合格基準は、単純な「合計点」ではなく科目ごとの足切り点(最低点)が設けられているため、1科目でも基準を下回ると不合格になります。
本記事では、社労士試験の合格基準・合格点の仕組み、選択式・択一式それぞれの足切り点、近年の合格基準の推移をわかりやすく解説します。
社労士試験の合格基準の仕組み
社労士試験の合格には、以下の3つの基準すべてを満たす必要があります。
| 基準 | 内容 |
|---|---|
| ①選択式試験 総合点 | 満点(40点)の一定割合以上 |
| ②選択式試験 各科目 | 各科目3点以上(8問中)※補正あり |
| ③択一式試験 総合点 | 満点(70点)の一定割合以上 |
| ④択一式試験 各科目 | 各科目4点以上(10問中)※補正あり |
選択式・択一式のいずれかでも科目足切りに引っかかると、総合点が合格点に達していても不合格になります。この科目別足切り制度が社労士試験を難しくしている大きな要因です。
選択式試験の合格基準
選択式試験は全8科目×5問(各1点)で、1科目あたり8点満点です。合格基準は以下の通りです。
| 基準項目 | 内容 |
|---|---|
| 総合合格点の目安 | 満点(40点)の約60〜65%(24〜26点前後) |
| 各科目の足切り点 | 原則3点以上(8点満点中) |
| 足切り補正 | 受験者の4割以上が3点未満の場合、2点・1点に引き下げ |
選択式 科目別の配点一覧
| 科目 | 満点 | 原則足切り点 |
|---|---|---|
| 労働基準法・労働安全衛生法 | 8点 | 3点 |
| 労働者災害補償保険法 | 8点 | 3点 |
| 雇用保険法 | 8点 | 3点 |
| 労務管理・その他の労働法令 | 8点 | 3点 |
| 健康保険法 | 8点 | 3点 |
| 厚生年金保険法 | 8点 | 3点 |
| 国民年金法 | 8点 | 3点 |
| 社会保険に関する一般常識 | 8点 | 3点 |
択一式試験の合格基準
択一式試験は全7科目×10問(各1点)で、1科目あたり10点満点・合計70点満点です。
| 基準項目 | 内容 |
|---|---|
| 総合合格点の目安 | 満点(70点)の約70%(47〜49点前後) |
| 各科目の足切り点 | 原則4点以上(10点満点中) |
| 足切り補正 | 受験者の4割以上が4点未満の場合、3点・2点に引き下げ |
択一式 科目別の配点一覧
| 科目 | 満点 | 原則足切り点 |
|---|---|---|
| 労働基準法・労働安全衛生法 | 10点 | 4点 |
| 労働者災害補償保険法 | 10点 | 4点 |
| 雇用保険法 | 10点 | 4点 |
| 労務管理・その他の労働法令 | 10点 | 4点 |
| 健康保険法 | 10点 | 4点 |
| 厚生年金保険法 | 10点 | 4点 |
| 国民年金法 | 10点 | 4点 |
近年の合格基準点の推移
社労士試験の合格基準は毎年変動します。近年の実績は以下の通りです。
| 年度 | 選択式 合格点 | 択一式 合格点 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和5年(2023年) | 27点以上 | 46点以上 | 6.4% |
| 令和4年(2022年) | 27点以上 | 49点以上 | 5.3% |
| 令和3年(2021年) | 26点以上 | 45点以上 | 7.9% |
| 令和2年(2020年) | 25点以上 | 44点以上 | 6.4% |
| 令和元年(2019年) | 26点以上 | 43点以上 | 6.6% |
択一式の合格点は年度によって44〜49点と幅があります。難易度の高い年は合格点が下がる補正が入るため、択一式では50点以上を目標に学習するのが安全です。
足切りで落ちるパターン
社労士試験の不合格理由として最も多いのが足切り(科目最低点未達)です。
よくある足切りパターン①:選択式の苦手科目
選択式は1科目5問しかないため、難問が出ると一気に点数が下がります。特に社会保険の一般常識・労務管理で足切りになるケースが多いです。
よくある足切りパターン②:厚生年金・国民年金の択一式
年金科目は出題範囲が広く計算問題も多いため、不得意な受験者が多い科目です。択一式で4点を下回るとその時点で不合格となります。
対策:全科目まんべんなく仕上げる
合格するためには「得意科目で高得点」だけでなく、苦手科目でも足切りを回避する必要があります。科目ごとの弱点補強が不可欠です。
合格基準を突破するための勉強法
①択一式は50点以上を目標にする
合格点は年度によって44〜49点と変動します。安全圏として50点以上を目標に設定することで、難易度が上がっても対応できます。
②選択式は各科目5点中3点を安定的に取る
選択式の足切りは「3点未満」のため、各科目で3〜4点を安定的に取れる実力をつけることが目標です。補正に頼らない準備が必要です。
③苦手科目を放置しない
「得意科目でカバー」という戦略は通用しません。足切り制度があるため、全科目を一定水準以上に引き上げる必要があります。
④過去問で出題傾向を把握する
足切りが出やすい科目・問題形式を過去問で把握し、集中的に対策します。特に白書問題・一般常識は予測しにくいため、直前期の対策が重要です。
通信講座活用が合格基準クリアへの近道
社労士試験の合格基準をクリアするには、全科目をバランスよく仕上げながら足切り回避と総合点アップの両立が必要です。独学では時間と効率の面で不利になりがちです。
通信講座の中でもクレアール社労士講座は「非常識合格法」を採用し、重要論点に絞った効率的な学習で多くの合格者を輩出しています。試験に出る部分だけを重点的に学ぶことで、足切り回避・合格点突破が現実的になります。
まとめ
社労士試験の合格基準は以下の4点です。
- 選択式の総合点:24〜26点前後(年度により変動)
- 選択式の各科目:3点以上(8点満点)
- 択一式の総合点:44〜49点前後(年度により変動)
- 択一式の各科目:4点以上(10点満点)
全科目の足切り回避と総合点アップを同時に実現するには、体系的な学習計画が不可欠です。ぜひ通信講座の活用を検討してみてください。


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